Re: 【ハンドメイドペダル】NKROCKSOUND

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なし Re: 【ハンドメイドペダル】NKROCKSOUND

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 .2 | 投稿日時 2008-5-19 4:51
NKROCKSOUND 
管理人様、およびこのサイトをご利用の皆様へ。

NKROCKSOUNDエフェクターにクレーマーが着いてしまったため弁解をさせていただきたく、この貴重な場をお借りさせていただきたくお願い申し上げます。管理者様のご判断でもしこの書込が不適切なら大変お手数なのですが、この書込の削除をお願いします。こちらの都合で大変申し訳ございません。
また、荒らしがこのサイトに入り込んでしまったために不快な思いをしていらっしゃる方もいるかと思います。ネット上のマナーとして、荒らしは相手にしてはいけないということらしいのですが、私の都合上、説明の必要性があるためこの場をお借りさせていただければと思います。どうかご容赦ください。

NKROCKSOUNDの代表作、HOTDRIVEがある本に載っていたものそのものだという意見があるようなのですが、先に結論からいわせていただくと、悪質なクレームです。
クレーマーの方がエフェクター製作の知識がある以上、モデファイすることでどのぐらいエフェクターの音が変わるかを知っていることは明白ですので悪質なクレームです。NKROCKSOUNDの評判を落とす必要性がどうしてもあるようですが、その動機に関しては触れないことにします。こういった中傷をされることは特に意味のないことだと思いますし、やめていただくのがご自分の為になることだと思います。

以下、詳しい説明をさせていただきます。

ANALOGMANやKEELEY,WEEDなど有名なモデファイを主に製作を行っているメーカーのペダルを知っている方にはよく分かると思いますが、同じ回路が全く違う音になります。BOSSなどのスタンダードタイプのペダルがよく使われていますが、元の状態とモデファイ後の状態では全く違う音になります。

NKROCKSOUNDの代表作、HOTDRIVEがHONDASOUNDWORKSで発売されている本に掲載されているF-DRIVEというもののレイアウトを使用しているということは本当です。
正確にはHONDASOUNDWORKSで製作、販売をしているFUB DRIVEというもののレイアウトですが、その本で掲載されているFUB-DRIVEというのはアイバニーズ社で発売しているチューブスクリーマーと呼ばれるオーバードライブの基礎回路を本多氏がチューニング、販売をしているFUB DRIVEというものの回路図(パーツの定数と呼ばれるものを示したもの)、および実相図を掲載しています。

多くのオーバードライブにはこのチューブスクリーマータイプの回路が採用されていますが、その回路構成を元に製作された有名なエフェクターにはFULL TONEのFULL DRIVEやLANDGRAFF DODなどがあり、他にもチューブスクリーマータイプのハンドメイドペダルは多数ありますが、回路の構成は同じです。パーツ同士のつながり方は同じですが、並べ方がそれぞれ違うので見た目は違いますが、物理的なつながりは同じです。

専門的な話になってしまうとよく分からないと思うのですが、基礎的な作りが同じなのに音が全く違うということは実際に上記にあげたチューブスクリーマータイプのオーバードライブを使用している方には理解できるかと思います。何が違うかというのはモデファイの仕方が違うわけです。
一応、FUBDRIVEのレイアウトにFULLDRIVEと同じパーツを同じように組み込めば、ほぼ同じ音になりますし、ランドグラフのパーツを同じように組み込めば同じような音になります。(物理の基本を理解した上で細かい話をすると正確には違います。ただ、可聴範囲程度の周波数では影響が大きくでることはあまりありません。)

ようするに大切なのはモデファイの仕方、そして音を作る製作者の耳と技術ということです。
もし気になる方がいるようでしたらチューブスクリーマーのモデファイ機種のいくつかを聞き比べてみてもいいと思いますし、本多氏の作っているオーバードライブのうち数機種はまったく同じレイアウトを使用していますので音の聞き比べをしてみてもおもしろいと思います。今、本多氏が新たに作っているペダルにも同じレイアウトを使用しているようですのでそちらもまた新たな試みをしているようなので試してみてください。

NKROCKSOUNDではチューブスクリーマーのモデファイペダルは2機種発売しており、HOTDRIVEとRICHDRIVEがそれにあたります。(新機種MODERN SCREAMERはチューブスクリーマーからかなり発展させているのでここでは別の扱いとさせていただきます。)

どちらもキャラクターが違い、RICHDRIVEが色気のあるバランスのいい歪みで、HOTDRIVEがチューブアンプタイプの暖かみのあるサウンドなのですが、プロのかたからも絶賛をいただいているものですのでぜひお試しになってみてください。(評価はホームページにて閲覧可能です。)

最後に、あの本多氏の書いた本は2部構成となっていて誰でもできるエフェクターは2で完結するのですが、本多氏はその本の中で自分のエフェクターの回路を完全に公開しているのは真似できない自信があるからだと断言しています。誰でもエフェクターは作れるが本多氏のエフェクターは作れない、というのがあの本の真意です。

実際に紹介されている内容と同じように作っても同じ音には全くなりません。初心者のかたが作るのは非常に大変ですが、試しに作ってみて確認してもいいと思います。
そして2部の最後ではいいエフェクターを作るためにはいいミュージシャンになることだというまとめで衝撃の結末をむかえます。

’?’と思った方もいるかと思いますがこれは当たり前のことで、ようするにいい音がどういう音かも分からない、回路設計の知識だけがある技術者がいくら見た目を真似してもなかなかいい音は作れないということです。基礎知識がないと何がどう作用して音が変わったのかも分からないので、物理の基礎知識が備わっていなくてはなりませんが、もっとも大切なのは作り手の耳と音楽感ということです。
(同じレシピでプロのシェフと素人が料理を作ったら同じ音にはなりませんよね。)

クレーマーの方の意見をくみ上げると基礎回路の形を真似しているだけだということを言っているようですが、今の時代においてエフェクターなどに使われている真空管時代の回路はもはやあまりにも原始的な回路なので、設計技術で勝負する分野ではありません。別に新しい機構のペダルを開発しなくても、耳がよければ今あるシンプルな作りの回路から、様々な種類のいい音のエフェクターがたくさん作れますし、もちろん新しい回路機能を追加していくのもいいと思います。
その分野で勝負したいなら今まで誰も聞いたことのないような音を出すペダルを作るか、デジタル分野で勝負するのが正しいアプローチだと思います。(デジタルで勝負している大手メーカーがその最先端ですね。)モデファイはとにかく音、音質で勝負しているので別のものとお考えいただいたほうが、整理がしやすいと思います。

ちなみにNKROCKSOUNDは最近スタートしたばかりの個人工房で販売はヤフーオークションのみでしか行っていませんが、僕のエフェクターと音の良さを競おうと思えばいくらでも自由にできるのでぜひ参戦してください。こういった競争はお互いが切磋琢磨することでのばし合うことができ、エフェクターを作る人にとってもお客様にとってもいいことだらけですのでどんどん参戦してください。


NKROCKSOUNDエフェクター製作者NK
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