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日本の緊急援助隊は煙たい? (2/2ページ)

2008.5.18 20:59
四川省北川県曲山鎮の中学校で捜索活動を始めた日本の国際緊急援助隊=18日午前(共同)四川省北川県曲山鎮の中学校で捜索活動を始めた日本の国際緊急援助隊=18日午前(共同)

 17日、日本の援助隊は青川県の被災現場で活動したが、軍の兵士の1人は「あれは日本隊だろ。早く帰れよっていう感じだ」と口走った。それ以外にも不快感を示した救助関係者もいた。

 ある中国筋は「軍が仕切る現場で日本隊に生存者を発見させると思うか?」と話す。日本の援助隊に中国側が指定した被災現場は、すでに捜索を終えたか、あるいは巨大な土砂崩れで埋まり、中国側も救助などは「無理」だと判断した小学校だった。同筋は「軍などがいったん捜索し救助活動をすでに終えた現場で、もし日本隊が生存者を発見したら、それこそメンツが立たない」ともいう。

 それでも日本の援助隊が生存者を救出すれば、日中関係の改善にはプラスとなる。現場の軍関係者などによる感情の吐露は、日本から援助隊を受け入れる土壌が整っていないことを浮き彫りにしている。

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四川省北川県曲山鎮の中学校で捜索活動を始めた日本の国際緊急援助隊=18日午前(共同)
四川省北川県曲山鎮の中学校で捜索活動する日本の国際緊急援助隊=18日午前(共同)
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