2008年05月16日
いろいろ書こうと思っていたのだけれどわすれる、わすれる、わすれる、ぼくはしずかに、わすれる、きがふれるまえに
今度からおもいついたらどんどんかこうとおもいます
ところでこの20余年、いつも自分はリア王のコーディリアのような気分だと、まあ三匹の子豚の三番目のレンガの家でも良いのだが、とみにそんな気がしますそして人にも納得された、最近。
■[女][日] 通勤風景
OLさんが
5月の風に髪なびかせて
グレーの制服でママチャリ 内股で漕いで
シャギーの入った耳前の髪を 茶色く茶色く
シャーーーーーッ (あ、髪剥いてる剥いてるね!)
となびかせてる後姿がイイ
その点に関しては、スタジオボイスのグラビア特集号の「OLの昼休み的写真ぽく撮りました」は同意です
エロイつーか 凛々しさがある、沖田総司とモー娘が重なるような…
今日そんな風景を見た。
あー、良い。しゃべらなくても、なんでも、良い。好き。応援してる。ずっと。友達になんてなりたくないから
それで、そんな瞬間はカメラにおさめられない
それで、今週雨の日、「これはひどい」と千代田線のなかで撮ってしまったわけ
グレーのフード付きパーカーを持ってる女子は挙手!それにクリームイエローを合わせては……ああ………良い週末を!!
■[女][引用] 愛される対象はいつも楽園の中心
あのねー 決めてたの
“愛される対象はいつも楽園の中心なのだ”
ある女の子が、プロで女の子の魅力を見るあの女の子が、“会った瞬間から彼女のBGMはアイネクライネナハトムジーク、どうしても優美になってしまってどこかきょとんとしてる”、そんなふうに言ってた相手の彼女に、私はこの言葉を思ったんだ。正確に言うと、黒髪で笑う猫みたいな子と、彼女らふたりが居るときにそう思った。
一緒にバスタブ入ってもとおくおもうほうがよりどきどきしてたと判りました。
■[日][覚書]
あたし様のしごともせいかつも ゆれていて いつもどおり、と思っていたが
倒れたり点滴打ったり胃が痛くなったり(わたしは頑強な胃をもっているので初めて)髪の毛が抜けたり続いてる。うわー。体より精神に出る人だったのに。
「あのさ、君の状況、最近遭った事知ってると、
よく土曜も日曜もでかけるなあ!自分だったら楽しめない!
と思うんだけど。君は強いか異常に慣れすぎなのかと思う。」
だって私は“私と関係無い楽しい事”が好きなんだもん 選んでるんだもん
なんだろう?ではメモだけしておこう きょうはドロン ひさびさ飲みにゆく さようなら!
- 上野聚楽園が閉まる前に食事会
- 新宿の神社で水琴窟を観て聞いた
(ものすごく、すばらしい。梅雨でないときにもう一度行こう。)
- Serial experiments lain(1998)の映像を13話全部観たり
(90年代を味わいつくした。)
(個人的には岩井俊二の「FRIED DRAGON FISH」(1993)を思い出した )
(OPの「プレゼン(と)デイ!プレゼン(と)タイ(む)!HAHAAAAA」とエイフェックス・ツインの表紙の怖い顔に脳内変換で再生してしまう…あとOPは雰囲気がケイゾクとかリングとか放送されてたのかな、っていう時代を思う)
- コードギアス前期分 全部
(別に基本は興味ない)
(自分は、天才学生によるアプレ・ゲール事件的側面が楽しめた。
知略を尽くして。その存在に、捨てるものが無いほうが良い。
そして観念的理想すぎて大人と対峙するどころか別次元に居るのが良い。
ただそれならチェスの名手であるという点をもっと生かしてほしい……
(つり目、たれ眉、への字口というキャラデザは、時代の好みとマッチングしてるんだと思った。アカギもそうだとおもう。)
(R2第二話の作画は素人目に見てもすごかった 見惚れた)
- 藤島武二の洋画、非常に面白かった
- リボンガーター止めニーハイつけて色々
- その他いろいろ会合
- 色々本は読んだ
2008年05月01日
■[女]ひなの RE・BORN!!
さて東西の女子たちが「今出てる『sweet』の吉川ひなのはヤバい」と思っているようです。私の周りで。『ひなのがぴょんぴょん』の頃のひなのみたいなんだ。可愛い。女の子が好き。スタジオボイスのグラビア特集号は一ヶ月以上本屋でチラチラ眺めているだけです。
sweet (スウィート) 2008年 05月号 [雑誌] 宝島社 2008-04-12 by G-Tools |
STUDIO VOICE (スタジオ・ボイス) 2008年 05月号 [雑誌] INFASパブリケーションズ 2008-04-05 by G-Tools |
■[文][写真] 一口飲めば スカッと地獄
15-04-02
痩せた若い小男、うるさい音楽、普通の住宅地の路地、真っ昼間、ボロギレのような。
外界と室内の、空気と温度が繋がる季節は五月で。道路から反射して入ってくる間接の陽に照らされた、シーツの上にまるく寝ころぶ若い背中を見る。
若い背中の、肌、皮膚を、その下の骨格から 若さと病みをスキャンするように私は見つめる 曲がった背骨も、真っ直ぐ伸びた背骨も、同様に美しい、若いからだは いつまでも歴史に使い捨てられていく若者たちを見るように、見つめる あのときもあの場所でも、青年はこうだっただろうか?
底のすり減ったシューズ、襟が黒ずんでしまったシャツ、汚いジーンズに身体を押し込めて
労働で癖になり不対称な背、組んでは曲がった脚、それでもなお美しいそのからだで、母さんの知らないどこかに行ってしまう 裸体の彼らは、もうとっくに母さんのおっぱいから引き離されてしまい、まだ家族も持たず、午後の暗いひかりはその背を照らしてる 明日死んでもいいように、宙ぶらりんに、ひとりぼっちで生まれてきたのだから
壊れてしまって戻らない人体 明日壊れてしまうのに、今日までまっさらに出来た美しい若い身体、明日は完璧に無駄に壊されてく
08-05-30
起きる。初夏って言って良い位、暑くなってきた。
だからうるさくて音が薄い奴 聴きます。
お前はライトサイダー すべてを捨てた 一口飲めばスカッと地獄 すべてを忘れてあんた最高。
marieweb
ひなの、しまおまほも言ったよ@ライムスター宇多丸のポットキャスト
ひなのと安室(とカエラだったかな)を悪く言う女はいない、とは宇多丸。
watashiha_umi
安室もひなのもいま良いよね。
このあいだ飴屋法水の文章読み返していて、椎名林檎とかオザケンはまさに「時代のマジック」みたいな時期があって、それは変わるものだよね、みたいな事を読んだのだけれど、
正直ひなのも安室も、好きだけど、写真の表情みただけで「どうかな…?」みたいな時期があった。ワイドショー的なことに興味なくても、「顔」が変わっちゃうから。いまはよかったね!と思う。
しまおまほ、辛酸なめ子、安彦マリエ、よしもとばなな、とかそれぞれバラバラに「吉川ひなのについて」を何処か雑誌で書いてたけど、一冊ムック出たら買っちゃいそう。そういう女子本の企画わたしなら作るなぁ。あるかなぁ。
sl3
ボイスの反応オレも同じー。
前だったら1も2もなくとりあえず買ってそうなもんだけどねー。
芸能人に対して偉そうだけどもさ、やっぱ輝きって限定された時期があるよね。ふたたび輝きを取り戻す人ってのはすごいな〜、と思う。輝きにいちばん疲れちゃうのはたぶん自分なんじゃないかと思うから。
watashiha_umi
同じー
じつは一般の人、一般の女の子にもそういうすばらしい時期があるよな、と今日は思った。いつも思ってるかは判らない。リボーンをまのあたりにしたときは、ほんとうに感動する。
sl3に初めて撮ってもらった写真すごく好きなの。白くて口押さえてるやつ。って先日あの場に居た人に話してました。あれって結構PCでなおしたりしたのかしら…
2008年04月27日
■[酒][日] (書き足した) am1:40
今週は
1、植えたコリアンダーとアニスが芽吹いた
2、急にプライベートが重なった けれど でかい予定は結果1/5という打率
3、仕事はこなした
4、ひとつだけ楽しく飲んだ
ロシアビールとロシア料理のあと、蕎麦屋の二階のバー。主人は同じ。
闇にヒュオッとゆらめく箸
わたしは新潟の“雪のナントカ”って言う純米吟醸
細いからだ、デカイヘッドフォン、コンビでヒールの紐靴、仕事帰りなのに可愛い。
チェコの焚書官の小説、買うつもりだった本を頂く、嬉しいな。
私はリロ・アンド・スティッチのノートを渡す、ごめん要らないかもね…前に彼女の伴侶が「似ている」と聞いたから…でも本当はダルビッシュに似ているらしい夫さん…
ふたりで幸福の話をする
今日はプロシュートと純米吟醸黒部を飲む あまりひとりで飲む習慣は無い
すごくダークで 壊れた事ばかり 考えてしまう 楽しい。
最近はずっと
ていねいにていねいに 卵の殻の薄さの塑像のような理想を 扱ってきたよ。
■[本] 君はヒヨコを殺せるか? am0:15
いきなりスタンガンを持たされて。
やってみろ。
と言われて。
できるかな。
たぶん私はやると思う。食べてきたのだから。
でもその行為の感触は染みつき、時には敢えて思い出して震えるだろう。
アメリカの屠場の設計者の本を読み終わって、チェコの焚書官の本を読むところ。
たまたまなのだけれど、興味があった人が、今そんな人たちばかりだった。
自閉症の才能開発―自閉症と天才をつなぐ環 テンプル グランディン Temple Grandin カニングハム久子 学習研究社 1997-07 by G-Tools |
数ヶ月後、スタンガンを扱っていた紳士的なリー・ベルが、スタンガンを使ったことがあるかと私に聞いた。つまり牛を殺した事があるか、ということだ。ないと答えると、では、やる時期が来ているなとその操作を勧めた。初めてスタンガンを操作したときは、夢の中の出来事のように思えた。
駐車場を出た後、私は空を見上げた。壮観な雲が出ていた。その日、死がなければ生き慈しむことはできない、という逆説を学んだ。
…
スイフト精肉工場は、私の人生に二つの大きな影響を与えた。そこで私の設計技師としてのキャリアーが始まり、私独特の宗教的信念が固まった実生活の場でもあった。すべての壮大な理論を発見しようとしている物理学者のように、私は視覚型思考を使って、私自身の人生の側面すべてを統合させようとした。牛を初めて殺した日の夜、自分が実際にしたことを頭から追い出した。代わりに次の二週間、工場で牛をできるだけ傷つけないように、簡単な改良を提案したのである。
…
スイフト精肉工場とのかかわりを、単にビジネスと割り切るのは難しかった。感情的なかかわりがあまりにも大きすぎた。工場の周りを何度もドライヴして、その建物をまるでヴァチカンを仰ぎ見るように眺めたときのことを思い出す。…
p257 “永久不滅と人生の意味について”
この一節を読んで思い出したのは、飴屋法水の文章の一節だった、いつ読んだかのもわすれた、飴屋法水がここ数年している自分の仕事についての文章、それはペット用肉食動物のために販売される食肉のためのヒヨコを殺しているということ。これは一般に売るため用のもの。1200匹とかを、殺す。グランディンの本を読んだあと探してみたら、飴屋のは三年前の出版媒体に載っていないテキスト、たぶんつくばから新宿に越してくる前後のものだった。いまもしているのかしら。
飴屋はそこ人間が食べる牛や豚を屠る事にも触れる。それは人間の食肉の殺しを代行・分業しているが、自分の屠殺は本来肉食動物のペットがすることを、人間が代行している、そんな自分の仕事の「罪の重さだか軽さだか」を考えた日にはアッチョンブリケ…だと言う。
自分はアスペルガー並みにかなりの原理主義的思考をこういうところでしてしまうので、飴屋は好きだが、色々考えてしまう、グランディンはそもそも珍獣を都会で飼う事を好まないだろう。
でも、飴屋が殺しているヒヨコは、オスヒヨコであり、そもそもなぜオスヒヨコがペット飼料用食肉になるかと言ったら、それは余りだからであり、メスヒヨコは育てられメスニワトリになり我々の食卓用の無精卵製造器となるのである…
キミは珍獣(ケダモノ)と暮らせるか? (文春文庫PLUS (P40-26)) 飴屋 法水 文芸春秋 2007-10 by G-Tools |
dbpwriter 「やる時期」が来るまえに出される答えと来てからの答え、それが同じでないこともあるかも知れません。同じでない場合のことについてあまりに言われないまま問いだけが多くこの社会のルートを流れてるように思います。ひとつの仕事を得るか無くすかの条件のもとでの問いは、自分と相対するもうひとつの命と何処かにとり残された場所での問いに繋がるのではないか、そこでの空腹と危機感の中で考えること。相手がどんな生き物だったらどうするのか。様々な想定から生じている(筈の)自分から見る他の命の価値の差異。そんなことを思います。
watashiha_umi
「やる時期」というのは、私も印象に残るフレーズでした。
ひとつの仕事を得るか無くすかの条件のもとでの問い、確かにグランディンへの問いはそういう場で問われた物だと思います。
もともと社会のルートのなかで、人と比べて目立つような理由も無く、とりわけ自分の関心が高い分野、というのがある気がします。
bharb 2008/05/16 23:13 千代田線のグレーパーカの呪い、笑いました。
ちょうど今日、私はグレーパーカ+他ほぼ全部黒のボトムに小物というカップルを総武線で見たのでリンク・・!
jje 2008/05/18 11:06 携帯カメラでなく、ましてデジカメで盗撮した上にそんな大きなサイズで掲載し、嘲笑するほうがどうかと。
万一本人が気づいて訴えてきたら負けますよ。
早めの削除をおすすめします。