Jリーグの浦和-G大阪戦後、もみ合う両チームのサポーター=17日、埼玉スタジアム
17日午後4時ごろ、埼玉スタジアム(さいたま市)で行われたサッカーJリーグ一部(J1)浦和レッズ対ガンバ大阪の試合終了後、観客席にいた両チームのサポーターがもみ合いになり、ガンバのサポーターの男性が観客席からピッチに転落、足にけがをした。
その後、数千人のレッズのサポーターが会場の出入り口付近を取り囲み、ガンバのサポーター約千人がスタジアムで約3時間足止めされた。埼玉県警が約200人で警戒に当たる騒ぎになった。
浦和東署などの調べでは、ガンバのサポーターが水を入れた風船をレッズ側の観客席に投げ入れたことをきっかけに、レッズのサポーターが謝罪を要求。サポーターを隔てる柵を挟んで、ペットボトルや応援用の旗ざおを投げ合い、柵が倒されるなどした。
ガンバの男性サポーター(35)は「(スタジアムを)出ようとしたら、物が飛んできた。警備員から危険なので中に戻るように指示があった」と話した。
レッズ側は足止めされたサポーターのために約20台のバスを手配し、近隣の駅に輸送。試合は3-2でガンバが勝ったが、試合中から主審の判定をめぐって選手の抗議が続くなど荒れた雰囲気だった。