ベガルタ好調・・・でも東北ダービー人気薄

 サッカーJリーグ2部(J2)ベガルタ仙台が18日、仙台市泉区のユアテックスタジアム仙台で行うモンテディオ山形との「東北ダービー」の前売り券の売れ行きが伸び悩んでいる。J2屈指の好カードとして人気を集めてきたが、各種イベントと重複した影響を受け、過去4年間の平均入場者数を大きく下回る可能性が高くなってきた。

 仙台の運営会社によると、14日現在の売れ行きは年間チケットを含め約1万2000枚。ユアスタ仙台での東北ダービーは仙台がJ2に降格した2004年以降、昨季までの計8戦で平均1万6934人を動員してきただけに、不振ぶりが目立つ。

 原因として考えられるのはプロ野球と青葉まつり。この日は、東北楽天ゴールデンイーグルスがクリネックススタジアム宮城(仙台市宮城野区)で西武と対戦する。市中心部では青葉まつりの「本まつり」があり、客足が分散したとみられる。

 もともと、今季は4年連続でJ1昇格を逃す成績の低迷を受けて客足は鈍りがち。平均入場者数は1万2725人と昨季を2000人近く下回っており、今回の山形戦にもその影響が出ていると考えられる。

 チームは3連勝中と好調なだけに、名川良隆社長は「選手に素晴らしいムードの中で試合をやらせたい。好勝負を約束するので、ぜひ見に来て」とPRしている。
 東北ダービーは午後1時開始予定。
2008年05月16日金曜日

宮城

スポーツ



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