事件・事故・裁判

文字サイズ変更
ブックマーク
Yahoo!ブックマークに登録
はてなブックマークに登録
Buzzurlブックマークに登録
livedoor Clipに登録
この記事を印刷
印刷

覚せい剤密輸:組長ら無期懲役 東京地裁判決

 北朝鮮から大量の覚せい剤を密輸したとして、覚せい剤取締法違反などに問われた指定暴力団極東会系組長、宮田克彦(60)と韓国籍の無職、禹時允(うときみつ)(61)両被告に対し、東京地裁(角田正紀裁判長)は14日、いずれも求刑通り無期懲役、罰金1000万円を言い渡した。追徴金も求刑通り計9億6175万円とした。

 判決によると、宮田被告らは02年、2回にわたり、北朝鮮の貨物船から日本海上に投下された覚せい剤計約230キロを回収し、島根県の海岸から密輸するなどした。角田裁判長は「高度に組織化された集団による計画的かつ大規模な国際的犯行で、強い非難に値する」と述べた。

 検察側は公判で、01年12月に鹿児島県沖で海上保安庁の巡視船の追跡を受け、銃撃戦の末、自爆・自沈した北朝鮮工作船についても「宮田被告らに覚せい剤を運んできた」と指摘していた。【伊藤一郎】

毎日新聞 2008年5月14日 12時55分

事件・事故・裁判 アーカイブ一覧

 


おすすめ情報