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【社会】

「藤」など42字常用漢字に 文化審小委が1次追加素案

2008年5月13日 12時17分

 社会生活でよく使われる漢字の目安となる常用漢字表の改定作業を進めている文化審議会漢字小委員会は13日までに、新たに加える可能性がある候補として第1次素案を示した。書籍や新聞などでの使用頻度が高い220字をリストアップ、今後絞り込みを続け、2010年2月の新常用漢字表答申を目指す。

 220字のうち、特に使用頻度が高かった「藤」「誰」「亀」など42字は、基本的に常用漢字に入れる方向だが、「俺」は「公の文書では使わないのではないか」などの意見も出たため、引き続き検討する。

 逆に、現行の常用漢字に入っている「銑」「錘」「勺」「斤」「匁」「脹」の6字は、使用頻度が低かったとして、常用漢字から外す考え。

 小委の作業グループは、書籍や新聞などで使用頻度が4000位以内だった漢字のうち、現行の常用漢字や、地名・人名など主に固有名詞に使われる漢字などを除いて220字を候補案とした。

(共同)
 

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