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【社会】

周産期施設がオープンへ 妊婦死産受け、奈良県

2008年5月13日 17時30分

 昨年8月、救急搬送中の妊婦が死産した奈良県で、リスクを抱える妊婦と新生児を24時間態勢で受け入れる総合周産期母子医療センターがほぼ完成し13日、報道陣に公開された。26日、県の指定を受けて正式にオープンする。

 荒井正吾知事は「大阪など近隣府県に頼らない周産期医療を目指してきたが、態勢はほぼ整ったと思う」と話した。

 県立医大病院(同県橿原市)の産科病棟を改修し、母体・胎児集中治療室(MFICU)のベッドを3床から6床に倍増。症状の安定した妊婦を収容する後方病床12床を新設した。

 新生児集中治療室(NICU)の保育器は12台から21台に増やしたが、全面的に稼働するのは、医師2人と看護師20数人が補充できる来年春ごろになりそうという。

(共同)
 

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