事件・事故・裁判

被害者が所持していた鞄（左）と着用していたものと同型の靴＝京都府舞鶴市で２００８年５月１０日午前１０時２０分、望月亮一撮影

　京都府舞鶴市の雑木林で府立東舞鶴高校浮島分校１年の小杉美穂さん（１５）が殺害された事件で、京都府警捜査本部は１０日、遺体が発見された雑木林周辺で見つかった小杉さんのバッグと、同型のサンダルを公開した。小杉さんは、行方が分からなくなった６日夜から殺害されたとみられる７日未明にかけての足取りがはっきりしておらず、捜査本部は遺留品の公開で、この間の目撃情報などを求めている。バッグについては、小杉さんの母親が公開を要望したという。

　捜査本部によると、遺体発見現場周辺では、バッグやサンダルのほか、携帯電話、上着などが、川の中州やのり面に点々と残されていた。公開されたバッグは赤い肩掛けタイプ。小杉さんが普段から使っているものだという。サンダルは白色で、１週間以内に購入された新しいもの。かかと部分を足に固定するベルトがないミュールと呼ばれるタイプ。不安定で、長距離を歩くのには適さない。