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2007-01-29 08:20:33

プロレス観戦オフの感想を書こうと思ったんだけど、プロレス観戦マナーについて語りたくなった。

テーマ:プロレス・格闘技

最近クオリティの高い興行が続いている好調子なDDTだが、1月28日の後楽園ホール大会もいつも通り素晴らしい内容だった。


で、本当は事細かにレポートでもしようと思ったんだが、それ以上に語りたくなった出来事があったので、今日はそれについてダラダラと。


※試合内容などはとりあえずこの辺を見てください。


※で、近くこのサイトに写真入で詳しくレポートが載るはず。




さて。


DDTというプロレス団体の会場は不思議な雰囲気があるのだが、今回の興行でそれをぶち壊しにする一件が起きてしまった。それもレスラーが何をしたとかではなく、観戦していたファンのせいで折角の好試合が台無しになってしまったのである。


まず最初に、メインイベントのシングルのベルトが掛かった大事な試合で、選手のプライベートに関するどうでもいいネタを大声で叫んでたバカ


これはもう野次とかいう範疇の問題ではない。


団体で最も価値があるとされているベルトを賭けた一戦なんだし、しかもその試合が本当に素晴らしい完成度の名勝負だったのだからなおさら悔やまれる。こりゃゆとり教育の弊害か?



DDTの会場には、観客と団体が悪ノリをしあいながら、妙なテンションを作っていくという独特の空気がある。


言うなればDDTという団体のプロレス頭とDDTファンのプロレス頭の戦い、もっと簡単に言えば 『団体とファンがプロレスをしている』 という妙な雰囲気があるのだ。


DDTの観客は基本的に優しいし、和やかだし、みんな 「DDTを見て楽しみたい!」 と気持ちを一つにしている。


何たってリングで猿が戦おうと、ダッチワイフが戦おうと、自称超能力者が現れようと、自称メカレスラーが圧倒的な強さを見せつけようと、面白ければ何でもかんでも受け入れて、自分なりの楽しみ方を見つけてエンジョイしてしまう客ばかりなのだ。


中には 『備品の脚立が引退セレモニーを行う』 というバカイベントの際に、感動して本当に泣いてしまったファンまでいる。


そんな優しい観客達だが、『自分たちを楽しませてくれない物』 に関してだけは妙に厳しい。面白ければ何でも許す代わりに、面白くなければ徹底的に拒否反応を示す。


お笑いマッチでも、ハードな試合でも、華麗で派手な試合でも、「クオリティが高ければ何でもOKだが、クオリティが低ければ絶対にNO!」 というのがDDTの会場の雰囲気なのである。


そんな厳しいんだか優しいんだか分からないファンのために、DDTという団体はファンのセンスに負けまいと、毎回あの手この手で 『ファンに対してプロレスを仕掛けてくる』 のだ。


だがそれが今回の大会で一部のバカによって壊されてしまった。



DDTの会場では、野次というのはDDTファンがDDTという団体に仕掛けるプロレス技である。


だからプロレスの範疇を超えてはいけないし、その野次によって他の観客が楽しめなければならない。



これが分かっていない人間は、DDTの会場で無責任な野次を飛ばしてはならない。


逆に言えば他の観客が楽しめて、選手もノリノリで食いついてくるような野次ならば、何を言ったって構わないのだ。



だがしかし!



メインで叫んだバカ以上に、このDDT特有の 『10年かかって団体とファン達が作り上げてきた空気』 を乱すバカ、というかキ印が現れた…。


通称 『Iジャおばさん』 とか 『カブキおばさん』 とか呼ばれてるアホな素人である。


■カブキおばさん

■Iジャおばさん



このアホは悪気があるのかないのか知らないけども、とにかく試合に興奮するのかどこの団体でもギャーギャーわめき散らし、時には素人のクセに試合に介入したりする。


挙句に気に入らない選手の退場を追っかけて行って怒鳴りつけたり手を出したりし、さらには会場内だけではなく売店で大騒ぎしたり、他の観客と揉め事を起こした事も一度や二度じゃないという前科のある 『真性のアホ』 だ。


しかもこんなアホを面白がって野放しにしたり、自ら積極的に絡んで行ったりするレスラーや、名物キャラとして記事で取り上げたりするプロレスマスコミがいるから救いようがない。


だからバカがますますつけ上がるんだっつうの。


これが本当にコアなマニアばかりが集まるゆる~い空気のインディ団体の会場とか、つまらない試合ばっかで全然面白くない会場とかであれば、マニアにとって良いスパイスになる場合があるかもしれない。


確かにこのババアの強烈なキャラを 『キチガイ的な面白さをよしとして許してしまう場がある』 のも事実だ。



だがDDTの会場にはこんなはた迷惑なバカが入り込む余地はない。



その 『Iジャババア』 が、よりによってベルトの掛かったタッグマッチで大騒ぎし始めたからさあ大変。


しかもその試合は 『自称超能力者ポイズン澤田』 と、『ポイズンによって蛇人間に改造されたという設定のベアー福蛇』 の出場するタッグマッチである。


設定を見た段階で 「どう観ればいいか」 が分かると思うんだが、そのババアはポイズン組の反則攻撃が気に入らなかったらしく、大声でわめき散らし、リングサイドに駆け寄って試合に介入しようとしやがったのだ。


オレの座っていた位置からではコーナーポストが邪魔でよく見えなかったが、DDTのセコンドはとりあえずそのババアを席に戻らせて押さえようとはしていたらしい。


だがそのババアは収まるどころかますます大声で騒ぎ始め、リング上で戦っている選手達と、それに集中しようとしているファンの神経を逆なでにしてくれた。


しかしDDTは積極的にファンと掛け合いながら育ってきた団体だからなのか、こういう場合の処置がとにかく甘かった。いくらなんでも甘すぎた。


普通だったら強制的につまみ出して、チケット代を返金して出入り禁止にするくらいが当然の暴れ方だったのに、そのババアは会場から出されることもなく、大会終了までそこに座り続けていたのだ。


これじゃあ気が散って、腹が立って、試合を冷静に観るどころの騒ぎじゃない。


少なくとも、馬場や猪木の時代の全日や新日、もしくは元気だった頃の全日本女子プロレスの会場だったら、間違いなく強制退場があたり前だったはずだ。


相手がババアだから暴力行為は控えるにしろ、力ずくでも会場の空気や他の客の気持ちを守るのが 『団体の義務』 なんじゃなかろうか?


だが今回のDDTにはそれが出来なかった。これによって現時点でのDDTの致命的な欠点(改良点という前向きな言い方でもいい) が露出してしまったような気がする。



DDTの社長である高木三四郎選手は、自身のブログで今後の対策を考えると言ってくれている が、これが二度も三度も続くようなら、オレはもうDDTへプロレス観戦初心者を連れて行こうとは思わない。


ていうか、オレ自身があんな空気の読めないバカのいる会場には行きたくない。



確かにDDTは他の団体に比べて優しい雰囲気があるし、笑いありマジメなプロレスありで、初心者でも安心して楽しめる良い団体だと思う。会場の楽しさで言えば、有名な大手団体にも負けないくらいの素晴らしさを維持し続けている。それは間違いない。


だからこそ、こういった会場の空気を濁すような輩は排除しなければならないだろう。



今となってはプロレスとはか弱い存在で、団体とファンの間に強い信頼関係が成り立たなければ存在し得ないショーと化している。もし信頼関係を築けなければ、例え新日本プロレスという一昔前は業界トップだった団体でも簡単に落ちぶれてしまう時代なのだ。


だからこそ各団体は、自分達のカラーに合った空気を守るために、高いお金を払ってまで観に来てくれる観客を守るために、日夜努力しなければならない。


その点に関して、規模は小さいながらも今まで成功を積み重ねて成長し続けて来たのがDDTなのだ。



だがそんなDDTも、最近はちょっと大きくなり過ぎてきたのかもしれない。


今後は自分達のスタンスを守るためにも、そしてそれを応援し続けるファンのためにも、『守る』 という事を考える時期なんじゃなかろうか?




これはDDTに限った事ではないけれど、プロレス団体には大なり小なり過去に培ってきた歴史というものが存在している。だからプロレス会場にはその団体を支えて来たレスラーや、スタッフや、ファンの想いがこもっている。


従って、プロレス観戦に行く際はそういった空気を汚さないように心がけるのが最低限のマナーなのである。


それを乱す輩が出現した際には、他の客が我慢できずに手を出す前に、団体側が毅然とした態度を取らねばならない。そうしなければ、絶対に客同士のイザコザといったさらに面倒な事態に発展してしまうからだ。



これはプロレスに限らず、例えばバンドのライブとか演劇とか、野球やサッカーといったスポーツの会場でも同じ事だ。


小規模な内なら物好きな少数のファンを仲間意識で相手にしていればいいけれど、ある一線を越えたらその考えを改めないといけないだろう。


古参のファンと空気の読めない新参者とのイザコザはあらゆるジャンルで発生するものだが、それをどう解決していくかが 『今以上に大きくなれるかどうかの境目』 なのだとオレは思う。




今回のDDT件で言えば、とにかくあのババアとメインで下らない野次を飛ばしたバカは強制的にでも排除すべきだった。


そうでなきゃファンよりも何よりも、リング上で必死に身体を張って試合をしているレスラーが浮かばれないって。

コメント

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■備品の引退セレモニー見たいな!

古参や新参者とか、関係なく最低限のマナーが、守れない人は、強制退場ぐらいしないとダメだと思う。

■そうですね。

そういう悪質な客・・・(?)は強制退場、以後出入り禁止にするのが当然でしょう。
そうでもしないと、そのバァさんが他の客からガチwの場外乱闘挑まれるという事にもなりかねないんじゃないかな?

■最高!

Iジャおばちゃん最高でした。
おばちゃんを排除した瞬間DDTは団体としておしまいですよ。

■難しい・・・・

このお客を擁護するわけではないのですが・・・
プロレスをどう見てるのか?と思うわけです。
純粋に競技として見ていて反則した奴を許せないほどエキサイトしてそういう行動に出たのか?
って。
大前提としてないでしょ?プロレスって。
反則するって事を。カミングアウトでもいいんだけど。
それをしてないが為に伝わってない客だったら
ありえる話なのかなとも思います。

まあ出禁にできるのならした方がいいと思うけど。

■無題

Iジャババアを排除したらDDTが終わりっていう意見はちょっと浅いと思う。

DDTは今までに素人の観客を弄ってそれをネタにしてきたりしたけども(飯伏ファンのDIVAとか)、それはあくまでレスラーの側からの仕掛けだったんですよ。

でもIジャババアは単に頭が弱くて暴れてるだけでしょう。アレは営業妨害ですよ。

レスラー側から何らかの仕掛けがあって、それでIジャババアが仕事をしたんならまだしも、今回の場合はそうじゃない。

あんなババアを許容して興行のネタとして放置しちゃってる他団体もどうかと思うけど、DDTにはまったく必要の無い要素だと思います。邪魔にしかならない。

■貢献

Iジャおばちゃん営業に貢献してるのに、DDTが上手く対応すればもっと面白かったのに残念。

■荒井さんの意見は自己中すぎる

あのおばさまが業界内で有名人なのはご存知の通りですが、ファンの中で許容する人間もある程度いることを理解して頂きたい。
プロレスという予定調和を如何に楽しむかという娯楽の中で、あのおばさまが顔を真っ赤にしてガチで怒ってるのをみるのは自分的に楽しいものです。
大相撲両国場所の扇子おじさんのように、一部ファンからはマナーの悪さを酷評されていながら、また一部では暖かく見守られているような存在ではないのでしょうか?
ご自分の意見がファンの総意であるような書き方は大変危険だと思います。
彼女もお金を払って観戦しているわけですし、気に入らなければグダグダ言わず、ご自分が観戦するのを止めるか、力ずくで排除されては?
まず事件になるでしょうが。

■無題

金を払っているからといって、リングサイドに駆け寄ったり、リングに手をかけるといった興行自体を妨害するような行動が許されるのだろうか?

本人がプロレスを生真面目に見すぎてしまって興奮しすぎちゃうだけなのかもしれないけど、観客は試合を観に来ているんでしょ?

会場内の奇人変人を見たくて金を払ってるわけじゃないでしょ?

あのババアを楽しめるのかそうでないかは人それぞれかもしれんけど、ああいう妨害行為、純粋に試合を楽しもうと思ってる 「普通のファン」 に対する迷惑行為を許せと?

あのババアが金を払ってるというなら、こっちだって普通に金を払ってDDTの試合自体を楽しもうと会場まで足を運んでるんだけども。

そのオレみたいな観客の 「金を払ってるんだから普通に試合を楽しみたい」 という希望はどうなんの?

今まで色々なプロレス団体が直面してきた案件だとは思うけど、DDTもそろそろリングサイドに鉄柵くらい置いた方がいいのかもね。それを乗り越えてまで何かするようなら即座に退場処分とか。

■金払ってれば何してもいいって話はなくて。

荒井さん、鉄柵なんて意味がないですよ。去年のGPWAの時、奴は鉄柵の中に入ってきてディーノを棒みたいなので殴ってましたから。
今回の問題は、全然顔の知れてないアホがリングに近づいたなら必死になって止めたと思われるセコンドが、「あのおばちゃん」だったからかそうしなかったとこにあると思います。ここにも支持派が結構いるようにそれを笑っていた(喜んでいた)観客がいたのも確か。だから強硬に出れなかったのかもしれない。しかしあの瞬間、リングで闘ってる人間からは注目が奪われてしまったわけですよ。まあDDTからは正式に「お詫び」のリリースが出てるんで今後は止める方向に行ってくれると思いますけどね。

■無題

だけど常識的に考えて、そんなババアが居たらフツーにウザいし邪魔。

今回はプロレスだっただけで、もしこれが自分の好きなアーティストのライヴとかだったら、って考えたら…

金出してその空間に居る権利を買ってるのに、それをぶち壊されるんだからたまったもんじゃない。
冗談じゃないよ。

■人それぞれなのだろうけど

団体のカラーに合わなければ浮く存在ですよね
実際Iジャなどでは許されている行為だったとしても
DDTでそれをやっていいとは思えません。
楽しまれてる人もいれば
それをウザいと思う人もいるわけで
自分の場合は嫌ですけどねそういうのは

なんというか、そのおばちゃん
空気の読めなさは猪木っぽい感じがヒシヒシと

■一応公式見解かと

三四郎さんのブログでコメント
http://blog.livedoor.jp/t346/archives/51401766.html
同じ文章がDDTオフィシャルでお詫びとして上がってます。

結局は客としての自己の倫理観に基くからなぁ
ロフトプラスワンなんか顕著な例かもしれないけど、舞台と客席の境は見えないだけで確実にあるんだし
一言で言えば、客としての一般的なマナーを考えて、野次も空気を読んでやればいいだけなんですけどねぇ

■名物男

空気をよまない観客がいつの間にか名物男とになって興行の顔を成るなんて、よく有る話。

今まで余所の団体やテレビ番組やタレントや有名に成った素人を笑い者にして
観客を動員してきたDDTさん!
おばちゃんをどう料理するか楽しみですな。

■まぁ.受け手しだいだけど

ネタをネタとして、やるのと、笑い者にするのでは、似ているようで、違うモノだと思う。

■無題

いままでの意見は聞くところもあったのに、筒井さんの最新のコメントで底が見えてしまいましたね。


貴方は単に普通の観客と比べて価値観や楽しみ方やDDTにたいする感情が歪んでいるだけだと理解しました。


興行を妨害する客は客としてみなされないのが当然です。


あのオバサンの関係者なのか知りませんが意見主張が片寄りすぎですよ。


客が妨害するのと話題作りで素人レスラーをリングに上げるのとは意味が違いすぎます。

■何でも楽しめる

私はイタイ客もひどいヤジも暴動も楽しめる人なだけです。

あらゆる団体の興行を観戦してますが、ある興行でヒールレスラーに対していきなり怒りだして説教しだしたおばさんが居たんですが会場は当然静まり返り(私は笑ってましたが)険悪な雰囲気に成った瞬間
そのヒールレスラーのアドリブで会場は大爆笑に成ってしまい怒っていたおばさんも爆笑してしまいその場が収まっり無事終了した興行がありました。

好き放題やってきたDDTならイタイ客にも対応して笑いにもっていけるでしょうしもっていかなければDDTの存在意義無いと私見で思ってるだけです。

余所の団体ならイタイ客に対応出来ずにイタイ客を追い出しても何とも思いませんが、DDTだから思ったしだいです。

■無題

んーじゃあそれは特殊性癖みたいなもんだね。
ロリでしか抜けないとか、スカトロ大好きとか。

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