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2007年1月 8日 (月)

リアルヤングライオン、着実に成長しております <アイスリボン@千本桜ホール

070108_01 今日は、アイスリボンの新年初興行@千本桜ホールに行ってきました。無論、三興行オール観戦です。

 私はてっきり春日さんが出場するものだと思い込んでおり、チケを買った後に発表された参加選手一覧に春日さんの名前がなくてダークになりましが、いざフタを開けてみたら、三田は出るわ豊田は出るわで、ちょっとしたプチドリームマッチの様相になっており、かなりビビりました。さすがだなアイスリボン。

 しかし、私はホール前で例によってマッタリと開場を待っていたのですが、その折に綺麗な女性に「りょーさんですよね?」と声を掛けられて「いつもブログ読んでます!」と告げられ、思わず「あっあああっ、ありがとうございますっ!」【原文ママ】と、激しくリアルに狼狽したのであった… つーか、私もこういう折に「いや、僕のブログなどより貴女の美貌の方がモアインポータントですよ」などと気の利いた台詞の一つも出ないから、いつまで経ってもモテないのだ… とはいえ、読んでいただいて本当にありがとうございます。

 やはり出場選手の豪華さもあってか、メカマミー参戦の折のような壁をブチ抜いての座席設置はなかったものの、場内は超満員。ちなみに、私の整理番号は一桁台だったのですが、何故か千本桜ホールで興行がある折は、ジミー大西にそっくりなピンクのニット帽の男性が、最前列に自分の荷物をだーっと並べて占拠しちゃうんだよなぁ。ジミーちゃん(仮名)が一般客ならマジでふてぇ野郎なのですが、もしかしたらスタッフや報道陣かもしれないので、文句は言わずに前列の隅っこで観戦しました。

 試合前は入場式があり、選手全員でアイスリボンのテーマ曲(なのかな?)を熱唱。野崎がぎこちなく身体を揺らしてリズムを取っていたのが面白かったです。…っていうか、間近で見る野崎、可愛いな。


 以下、感想:

 (第一部)
 ○ひなた(北斗原爆固め)聖菜×
 ・新年を迎えても聖菜のマムシ殺法の切れ味は変わらず、クロスアーム式のサーフボードや極楽固め、後転ネックロックでひたすら攻勢。エルボー合戦でも胸を突き出して怯まず渡り合ったのですが、ひなた得意の腕をぶん回してのパンチにて失速したところに、何とひなたがブリザード炸裂! これは聖菜が頑張って返しましたが、直後にひなた、場内にアピールすると、何とノーザンライトスープレックスを披露! たぶん初公開にて、腕のクラッチは若干甘かったですが、ブリッジの華麗さは素晴らしかった。普通にクオリティの高い試合でした。

 ○りほ(ジャックナイフ固め)ホノ×
 ・いきなりりほが飛び付きカサドーラ、キャメルクラッチからのウイングブリーカーホールド、そしてさくらえび固めを立て続けに繰り出してホノはピンチに。しかしこれをエスケープしたホノ、りほをうつ伏せにテイクダウンさせると、りほの頭側から助走をつけてダッシュすると、その勢いを利してりほのアゴをキャッチ、そのままブリッジしてキャメルクラッチ状にりほの背骨を痛めつけるという凶悪な技を敢行!(テキストだと上手く説明できませんが、かなりエグかった) しかし、ボディシザーズを振り向いて脱し、ハーフガードの体勢からホノの胸板にエルボーを投下しまくったりほ、直後に飛び付き回転エビからジャックナイフに移行して見事にピン。ホノの存在感、正直、個人的にはイマイチだったのですが、何だかどんどん恐ろしげな技を習得している模様です…

 △野崎(0-0)ひかり△
 ・セコンドにいる折は何だかどんよりと影がある野崎、しかし客の前に出るとプロレスラーオーラ出まくりとか、あなたはアントニオ猪狩ですか。野崎も得意のダイヤル固めを披露し、ジョンウーに近いヘビーな正面跳び式ドロップキックでひかりを吹っ飛ばしましたが、ひかりもはりきりキック乱打でフォールは許さず、野崎が鎌固めを仕掛けたところで時間切れ。野崎は長身で動きもキビキビしており、何よりルックスが良いので、今後の飛躍に期待。

 ○きのこ(きのこ固め2)あいか×
 ・何気にこんな所で実現してしまった“キッズ内頂上決戦”、絶対王者のあいかにきのこがどれだけ喰らい付けるかが楽しみでしたが、あいかのパワー殺法をきのこが機動力でいなしまくる構図に。アイスリボンはマット敷きなので、あいかもジャーマンはさすがに自粛していたようですが、その手数の差が響いたか、きのこ固めやローリングチョップで攻め込んだきのこ、最後はヘッドシザーズの要領で飛び付き、旋回しながらエビに丸め込むという“きのこ固め2”という技(会場で貰ったフリーペーパーに技名が書いてありました)にて、何とあいか超え達成ッ! しかし、遠目で見てもわかるくらい、あいかの身長がしばらく見ないうちに露骨にデカくなっていたなぁ。成長期って、関節が痛くなるんですよね…

 ○牧場 中島(変形体落とし)希月 真琴×
 ・真琴、何気に気合い入りまくってなかったか? 無論、当たりの強い中島のエルボーには悶絶していましたが、試合中には小声ながらも頻繁に「よし!」と気合いを入れつつドロップキック等で奮闘し、希月さんがピンチになると何と積極的にカット!…って、味方のピンチにてカットするのは、至極普通の事なんですけどね… しかし中島が希月さんを分断すると、最後は牧場が柔道仕込みのハンマースルーのフェイントからの体落とし一閃。しかし牧場、見事に正月太りビルドアップに成功していたなぁ。明らかにウエイトが増していました。

 ・そして試合後、中島がマイクで締めようとしたのですが、ここで希月さんが「ジュニア王者の中島に挑戦したい選手はいるかー!」と煽ったところ、キッズほぼ全員with美紀さんが挑戦をアピール、それでも中島は気圧されずに「ずっと防衛する!」と力強くマイク。ちなみに私、この時点で気付いて愕然としたんですが、第一部出場の選手、全員、17歳以下なんですね。最近のリアルヤングライオンは素で恐ろしい。さくらさんの指導力とプロデュース能力は本当に凄いなぁ。


 第二部以降は取り急ぎ結果とメモのみ。追記します。

 (第二部)
 ○さくら 石井(シュークリーム)聖菜 りほ×
 ・姉妹タッグのチームワークの良さが光りました。聖菜がりほを背負ってスイングし、蹴りを連発するサイクロン攻撃はなかなか。

 ○ひかり 大家(カミカゼ)みねぴょん 真琴×
 ・みねぴょんの完璧なツームストンパイルドライバーを受けた上でしっかり返したひかり、何気に凄いのでは? そんなひかり、四つん這いの大家を踏み台にしてのポエトリーインモーション式はりきりキックという荒業も繰り出していましたが、あれはガチで痛そうでした… みねぴょんは相変わらず男前。しかし、みねぴょんのサイドバスターに真琴のファイナルカットを合わせた合体技“こもりんずバスター”、なかなかの完成度でした。

 ○三田(デスバレーボム)趙雲×
 ・マットの上に薄いウレタンを敷いただけのアイスリボンにて、三田が躊躇なくDeath Valley Bomb二連発を繰り出し、さしもの趙雲も轟沈… しかし、試合中に見せる趙雲の細かいリアクションは素晴らしいのです。

 ○米山 牧場(ローリングバッククラッチ)豊田 希月×
 ・米山の旧コスチュームを拝借して試合に臨んだ牧場、何と「会場外に豊田を追い出し、入口ドアを閉めてしまう」という究極の分断作戦に見事に成功、その好フォローを受けた米山が希月さんを壁に叩き付けた反動を利して見事なロールアップ!


 (第三部)
 ○米山 牧場(ダブルリストアームサルト)さくら 石井×
 ・さくらさんと米山のスピーディーかつ重厚な打撃戦はド迫力でありました。第二部で豊田を翻弄した牧場の「会場外にドライブアウト作戦」は、会場の構造を熟知したさくらさんには通用しませんでしたが、それでも強引に牧場がさくらさんをイスに釘付けにしているタイミングにて、米山がダブルリストアームサルトで勝利。好試合でした。

 ○チェリー 趙雲(ジャックナイフ固め)ひかり 大家×
 ・長時間捕まってしまった大家、ひかりの援護も届かず、最後は趙雲のキャメルクラッチにチェリーがドロップキックで合わせて顔面痛打、そこからダイヤル固めの要領で趙雲が大家を半回転させたところにチェリーがジャンプしながらジャックナイフに固めてピン。負けてしまったけれど、ひかり&大家は良いチームです。

 ○希月(ダイビングセントーン)野崎×
 ・もうこれ以上はないって感じのフレッシュ対決でしたが、フィニッシュにて希月さんが二連発で投下したダイビングセントーン、目測をちょっと誤ってしまったのか、野崎の腕をモロにシューズで踏ん付ける形で決まっていました… 痛そう。

 ○三田(デスバレーの体勢に担いだら戦意喪失)真琴×
 ・三田が真琴に放ったブレイジングチョップの音が尋常じゃありませんでした。恐らく真琴が今まで受けた技の中では一番強烈だったのでは… しかし試合後、「やる気があるなら私がアンタの面倒を見る」と三田が真琴に申し出るという凄まじい展開にッ! 数年後とか、デスバレー乱発でKOの山を築く凶悪な真琴の姿が見れるのか?

 ○米山 牧場(横回転十字固め)趙雲 チェリー×
 ・タッグトーナメント決勝は割とあっさり。最後も、丸め込み技を立て続けに出した米山にチェリーが対応できず、趙雲もカットできず。でもこの試合、恐らく試合時間は3分そこそこだったような… あの丸め込み攻勢を凌いだ後のチェリーの攻勢とか、もう一山くらい観たかったですな。

 ・まとめ:MVPは趙雲。あと野崎は可愛い【ぉぃ】。

 ただもう一つ、ちょっくら気になってしまったのですが、興行として「今後面白くなってくる可能性」を客観的に見た場合、アイスリボンの方がガトクーのそれを大いに上回っている気がしてならんのです。その辺の所感の詳細もまた追って。


070108_02 ・おまけ:今日は選手からのカラーボール投げ入れがあったのですが、「どうせ私の席には届くまい、けっ」などとやさぐれていたところ、何と跳ね返った趙雲のボールが私の懐に飛び込んで来たという超幸運。記念にします。

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