【大紀元日本3月29日】北京五輪を通して国威宣揚と共産党当局の政権維持を狙い、中国国営の中央テレビ局・五輪チャネルは3月24日、ギリシャで行う北京五輪の点火儀式場面を生放送で中国全土に送った。しかし、北京市長がスピーチを始めた直後に発生した、儀式場に突入したフランスの「国境なき記者団」の抗議による騒動は、音声をカット映像も出席のVIPらに切り替えられ、中国国民には伝えられていない。
昨年末に同チャネルの設立儀式で起きた司会者の妻が乱入して夫である司会者の不倫を全国中に暴露しながら、北京五輪は価値観が崩壊した中国には不適切だと揶揄した。この不祥事を教訓に、今回の点火儀式の生放送は、同チャネルが電波の伝送時間差を使って映像のフィルターリングを行っている。しかし、人間の計算は天の計算に及ばず、呪われたように、同テレビチャネルが放送したギリシャ人「巫女」が採火式を行うまで登場する場面に、ナチスドイツの将校を連想させる幽霊の姿が4秒間ほどはっきり映っている。目の錯覚と解釈しがちだが、奇妙にも「巫女」の進行を注視しているように見え、その顔は「巫女」の進行によって動いている。
同映像は中央テレビ局五輪チャネルのサイトでも見られる(2分1秒ごろ、右側の「巫女」の右下に注目)。
http://space.tv.cctv.com/act/video.jsp?videoId=VIDE1206355312284906
中央テレビ局のウェブページから削除、または消された場合、動画投稿サイトYoumakerでも見られる。
(2分50秒ごろ、画面右下に注目)
http://www.youmaker.com/
ギリシャで行う夏オリンピックの採火式は、1936年にナチス・ドイツ時期のベルリン・オリンピックで初めて行われた。儀式場は昨年8月、森林の火災により被害を受けたが、その後修復された。虐殺者の血まみれの宴会として、ベルリン・オリンピックを想起させる北京五輪採火式に現れたナチスの亡霊は、まさか天が世界に送った一つの警告ではないだろうか。
(報道・肖 シンリ)
(08/03/30 08:23)
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