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岩国基地:日本女性への性的暴行、米兵4人の軍法会議公開

 米海兵隊岩国基地(山口県岩国市)所属の米兵4人が昨年10月、広島市で日本人女性(20)に性的暴行をしたとされる事件で、米軍内の軍法会議が6日、同基地で始まった。審理は日本側の報道陣に公開されたが、同基地内での軍法会議の公開は初めて。

 この日は4人のうち最も階級の低い当時19歳だった兵長(20)に対する罪状認否があり、兵長は起訴事実のうち強姦や誘拐罪などについて無罪を主張した。一方で他の3人と共に女性と性的関係を持ったことは認めており、7日以降も予定されている残りの審理では性的関係を「合意の上だった」と反論するものとみられる。

 起訴事実などによると、4人は07年10月14日未明、広島市中区銀山町(かなやまちょう)のクラブハウスで知り合った当時19歳の女性を車に連れ込み、車内で集団暴行した上、女性の財布から現金約1万2000円を奪った。女性の被害届を受けた広島県警は4人を書類送検したが、広島地検が不起訴処分にしていた。

 残る3人の軍法会議は6月末までに順次開廷される予定。【朴鐘珠】

毎日新聞 2008年5月6日 22時13分(最終更新 5月7日 9時23分)

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