ニュースジャンル一覧
- 秋田のニュース
- 内外のニュース
[パンダ]
上野動物園のジャイアントパンダ「リンリン」が死んでしまいました。日本にはほかにパンダはいないのですか。
※画像クリックで拡大表示します
|
国内で飼育されているパンダは兵庫県の神戸市立王子動物園と和歌山県の和歌山アドベンチャーワールドに計8頭いますが、いずれも子どもを産み育てる研究のために中国から借りています。日本が所有しているのは上野動物園のリンリン(雄)だけだったので、4月30日に死んでしまい、日本のパンダはいなくなってしまいました。政府は早速、中国にパンダを貸してほしいと頼んでいるそうです。
せっかくお願いするなら、借りるのではなくて譲ってもらえばいいのに、と思う人もいるでしょう。しかし、野生のパンダは中国に1000頭ほどしかいないと言われ、絶滅が心配されています。1983年からは野生動物の保護を目的としたワシントン条約で取り引きが厳しく規制されています。借りるとしても、国際的な研究のためでなければいけないのです。
パンダが国内に初めて来たのは72年のこと。日本と中国の国交が回復したのを記念し、カンカン(雄)とランラン(雌)が中国から上野動物園に贈られました。一般公開初日にはひと目見ようと訪れた人が約2キロの列をつくり、日本中がパンダブームに沸きました。
2頭が死んでしまうと、中国からは新たにホアンホアン(雌)とフェイフェイ(雄)が贈られ、85年から88年にかけて、2頭の間には3頭の子どもが誕生。チュチュ(雄)は生まれてすぐに死んでしまいましたが、トントン(雌)とユウユウ(雄)は元気に育ちました。
ユウユウは92年に日中国交正常化20周年を記念して中国との交換で北京動物園に送られ、代わりにリンリンが来日。しかし、94年にフェイフェイ、97年にホアンホアン、2000年にトントンが相次いで死んでしまい、残るはリンリンだけになっていました。
リンリンは、3回にわたってメキシコでお見合いをしましたが、いずれも失敗し、子どもは生まれませんでした。さらにメキシコから上野動物園に雌のシュアンシュアンが一時的に来日し、お見合いしましたが、こちらも成功しませんでした。
ニュース特集
- 十和田湖・鳥インフルエンザ
- 十和田湖畔で見つかったハクチョウの死骸からH5N1型の鳥インフルエンザウイルスが検出された。
連載企画
- 「在宅」を支える
- お年寄りを取り巻く医療環境が変わる中、「在宅」の現状と課題を追う。(5/4更新)
- 胎動 知事選まで1年
- 来春の知事選は新人による争いになる見込み。擁立に向けた動きに迫る。(4/28更新)
- 08あきた 学校の桜
- 校庭、グラウンドわきで…。「学校の桜」が見せた“あで姿”を紹介。(4/26更新)
- 「美の極み」春の院展・秋田展
- 現代日本画の最高峰「春の院展・秋田展」が30日開幕。秀作を紹介する。(4/25更新)
- 狙われた団体費
- 相次ぐ県立高校での不適切な会計処理。不正の背景にあるものは何か。(4/23更新)
- 秋田市・街角サクラ前線2008
- 「春らんまん」を迎えた秋田市内。各地の「桜スポット」を紹介する。 (4/23更新)
- 「脱ギャンブル」支援の動き
- ギャンブル依存症の特徴と回復への道、県内の支援の実態を探る。(4/9更新)
- 独立するべ バーチャル国あきた
- 閉塞感を打ち破り、希望に輝く未来を手にしようと奮闘する「独立国秋田」を描く。(4/1更新)
- 素顔のカンボジア
- 秋田市出身のフォトジャーナリスト高橋智史さんが、カンボジアの「今」を報告。(5/2更新)
- 見わたせば 耳を澄ませば
- 見わたせば見えてくる人間模様。耳を澄ませば聞こえてくる街のささやき。(5/4更新)