【嘉手納】米空軍嘉手納基地のF15戦闘機12機と空中給油機数機が米国本土での演習に参加するため2日未明、出発する。1日夕、同基地から周辺自治体に連絡があった。F15は4月23日にも未明離陸を強行したばかり。前回から9日後に再び強行される事態に、周辺自治体は反発を強めている。嘉手納飛行場に関する3市町連絡協議会(三連協、会長・野国昌春北谷町長)は1日、未明離陸中止を求めた。
嘉手納基地の発表によると、F15はアラスカ州で毎年行われる演習「ノーザンエッジ」「レッドフラッグ」に参加する。60日に及ぶ演習の間、パイロットは空中戦闘技術を向上させる訓練を受ける。未明離陸について同基地は「長時間にわたる飛行後、日中に着陸することは乗員らの安全を最大限に確保することになる」と説明した。
だが、地元自治体は安眠を妨げられる未明離陸の中止を求め、日中での離陸を再三求めている。前回の未明離陸に対しては、沖縄、北谷、嘉手納の3市町議会が抗議決議を可決した。
三連協の野国会長は同基地第18航空団に対し、「立て続けに実施される早朝離陸は誠に遺憾だ」と中止を求めた。強行された場合、三連協は2日午後に幹事会を開き、対応を検討する。
県基地対策課は嘉手納基地渉外部などに対し、遺憾の意を伝えた上で飛行計画の見直しを求め、騒音規制措置の趣旨に沿う住民への配慮を要請した。
沖縄防衛局の真部朗局長も第18航空団司令官に文書で「先月の早朝離陸の記憶も新しい中、再び早朝離陸を行うことは周辺自治体との信頼関係に大きな影響を与える。付近住民に配慮して午前6時以降に離陸するよう申し入れる」と伝えた。外務省は在日米軍司令部に対し、飛行中止を求めた上で、飛行する場合も離陸時間を遅くするなど、住民への影響が最小限となるよう求めた。
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