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【官房長官会見(1)】「懸命なる国民は理解 暫定税率復活」(30日午前) (1/2ページ)

2008.4.30 12:03
このニュースのトピックス国会

 町村信孝官房長官は30日午前の記者会見で、揮発油(ガソリン)税の暫定税率復活について、「ゴールデンウイーク中の値上げは評判がよくなと思うが、懸命なる国民はちゃんと理解をしていただけると確信している」と述べた。会見の詳細は以下の通り。

【閣議】

「おはようございます。ゴールデンウイーク中にもかかわらず、早朝からご出席の記者のみなさま、本当にご苦労さまです。けさの閣議の概要を申し上げますが、一般案件としては、平成20年度一般会計予備費の使用等ほか20件、政令人事案件等が決定をされました。大臣発言としては法務大臣、国家公安委員長から、無差別大量殺人行為を行った団体、具体的にはオウム真理教の規制に関する法律の施行状況等に関する報告について。総務大臣から労働力調査結果等について。厚生労働大臣から有効求人倍率についての発言がありました。外務大臣から、福田内閣総理大臣のロシア訪問についての発言があり、閣僚懇でも総理からロシアの印象。大変な日本ブームが起きているといった話、あるいはメドベージェフ大統領予定者の印象などをお話になっておられました。閣議の様子は以上です」

【道路特定財源】

 −−きょうガソリン税などの暫定税率を復活させるための税制関連法案について、きょう衆議院で再可決する方針だと思うが、野党側は衆院山口2区の補欠選挙でも反対という民意が示されたということで反対を強く言っているが、改めて、再可決してでも暫定税率を戻す意義は

「衆議院においては2月末に、このガソリン以外のものを含めて、地方税3法、国税2法、これを参院に送ったわけですね。それにもかかわらず3月中には一度も地方税、国税の審議が行われなかった。4月の半ばごろからようやく審議が始まった。しかし、60日たった。参議院は結論を出さないと。これは率直に言って、参議院のみなさんがた、法案を衆議院から送られて、通常であれば歳出予算とともに歳入予算をどうするのか。歳入の裏付けなき歳出予算というのは、まことに異常な姿でありまして、こういう状態を放置しておいたことの、民主党はじめ野党の責任、参議院で多数を持っている野党の責任というのは私はまことに大きなものがあると思うんです。自らの判断をしない。判断を放棄しておいて、さあ60日たったから憲法の規定に基づいて粛々と採決することに反対をするというのは、まことに自らの行為をまず反省をしてもらいたいと私は思っております。本来であれば3月末までに審議を終えて、賛成であれ反対であれ、自らの態度を明らかにするべきところを、審議をしなかったという、参議院多数党による審議拒否状態がずっと続いていたと。なんかそれが当たり前のようであったことが私はまず第一に問われるべきであると思います。そして、再議決のことにつきましては、きょう本会議が2回目終了後の閣議後、総理大臣からまた国民のみなさまにまたお話があろうかと思いますから、今私がここで多くを申し上げませんけれども、地方の経済、あるいは地方の公共団体が大変困っているという状況にあります。また、ガソリンの価格が下がることは、それは国民のみなさん、歓迎することはもとよりでございますけれども、それだけ低い価格水準で置いておいて本当にいいんだろうかと。きのう、たまたまテレビを見ておりましたら、あるマスコミのコメンテーターが、官房長官が値段が下がったってガソリンの消費は何ら変わりはないと。だからこんな行列ができているじゃないかと。そこまで言っておられましたけれども、ガソリンの価格弾力性がゼロだという、まことに珍しい発言を聞いて、私はびっくりしてしまいました。瞬間的にはそれは、必要な車の運行は続くでしょうけれども、ガソリンの価格が上がろうが、下がろうが消費には何ら影響はないというような発言というのは、私はまことにおかしいし、長い目で見たときにやはり、ガソリンの価格を高く持っていくことによって、その消費を抑制するということが、地球温暖化対策に確実に役立つと。だからこそ炭素税という話、あるいは環境税という話が国際的にあるわけでありまして、そういう方向性からみても、私は確かに国民のみなさん方から、確かにこのゴールデンウイーク中に値上げをすることについて、それは決して評判がよくないだろうとは思いますが、しかし、懸命なる国民のみなさま方はちゃんと理解をしていただけるものと私は確信をしております」

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