「米国は嫌いでも米国国籍は好き」
「高麗(コリョ)大学新聞」が今月2日から3日まで、高麗大学の在学生244人を対象に「韓国と米国の国籍を持つ二重国籍者であるとすればどの国籍を選ぶか」というアンケート調査を実施した結果、44.8%が「米国国籍を選択する」と答えたことが分かった。韓国国籍を選択するという答えは55.5%だった。
このアンケート調査で「米国国籍を選択する」と答えた法学部3年の金某(女性/23)さんは、「ジョージ・ブッシュを見るだけで食欲がなくなる程米国は嫌い」としながらも、「卒業後の計画は米国のロースクールに進学する」と答えた。
ドイツ語科4年の朴某(25)さんは「大学街ではまるで流行のように反米情緒が拡大しているが、実際にはそれがすべてではない」とし、「自分の将来と計画がかかっていることについては徹底して客観的に利用するのが最近の若者たち」と話した。
これに対し、「韓国大学総学生会連合(韓総連)の反米反戦首都圏集中実践団の発足式と韓総連総力闘争の宣布式」に主導的に参加したという某大学の学生会幹部、チョン某(24)さんは「98年の伝統を持つ“民族高麗大学”が変わってしまった」とし、「米国に対し批判的な高麗大学生がほとんどだと思っていたのに、匿名を前提にしたアンケート調査であったせいか、考えていたのとは全く違った結果が出た」とため息をついた。
このアンケート調査で「遠征出産をどう思うか」という質問に対しては60.2%が「否定的」と答え、17.2%は「肯定的」と答えた。
「二重国籍を許可する場合、国家的な損失があると思うか」という質問には55.7%が「国家的な損失が大きいだろう」、27%が「現在と変わらない」と答えた。「二重国籍を法的に許可すべきか」という質問には回答者の46.7%が「柔軟性を持って法的に許容すべき」、20.7%は「(全面)許容すべき」と答えるなど、複雑な態度を見せもした。
これに対し高麗大学・社会学科の玄澤洙(ヒョン・テクス)教授は「高麗大学の学生たちは、ほとんどが表面的には愛国心や民族主義、米国問題などについて当為論的に接近しているが、実際に自分の利害がかかってくる場合は、このような価値や問題に冷笑と不信を表している」と話した。
張準城(チャン・ジュンソン)記者
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