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接着剤でつけた「二東カルビ」摘発

 市中で販売されている「二東(イドン)カルビ」を食べる時、それが本物なのかどうか疑わざるを得なくなった。

 牛のあばら骨に輸入牛の前足の肉や首部位の肉を食用の接着剤で付着させ、“偽二東カルビ”を作って全国に流通させていた国内最大の二東カルビ製造会社が検察に摘発されたためだ。

 30日に検察に摘発された会社は年間売り上げ額250億ウォンにおよぶ「(株)元祖二東カルビ」。社長のイ某(43)容疑者は2002年1月から最近まで、京畿(キョンギ)道・抱川(ポチョン)市・二東面の事業場で、食用の接着剤「フードバインド(food bind)」を使い、牛のあばら骨に輸入牛肉の前足の肉や首部位の肉を付着し、味付けするという手口で偽の二東カルビを作ったというのが検察の捜査結果だ。

 イ容疑者がこのようにして作った偽カルビは、地方のデパートや大型量販店、ホームショッピング会社、全国の約350店の食堂に、1個あたり950~1000ウォンで1900万個(肉ひとかたまり)、時価176億ウォン分を売ったと検察は伝えた。

 偽カルビを作るのに使用された「フードバインド」は、卵白の粉末とジャガイモのでんぷんが主な原料で、細かく切った肉をまとめてトンカツなどを作るために使用される。使用されたあばら骨は、正常なカルビ肉製造過程で余ったものだという。

 実験の結果、フードバインドであばら骨に肉を付着し、5分後には本物のカルビより骨と肉がしっかりつながっていたと検察は伝えた。人体には無害だという。

アン・ヨンヒョン記者 justice@chosun.com

朝鮮日報/朝鮮日報JNS
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