最近、哲学・社会科学の基本的文献を読む。
大塚久雄『社会科学の方法』(岩波、1966)では自身の社会科学の考え方が正しいと確認。その内容はウェーバーとマルクスの体系の解説。今日、53刷、世の中でよく読まれている確実な書。
大江健三郎が30歳の時に書いた『ヒロシマ・ノート』(岩波、1965)も参考。今日、83刷、人々の心を掴む大きな魅力を備えた内容。
前年、自身のお子さんが正常でない状態で生まれて絶望の中で小説『個人的体験』をまとめ、つぎの仕事として、絶望のまま、「世界」編集部の安江良介氏と広島を訪問。そのレポート。実によく人間を考察し、重厚な社会科学の論文になっており、改めて大江氏の実力を再確認。論文まとめの方法として採用。そのような視点と方法は自身のものにしなければ。
大江作品は、人間の根源的な「生きる力」をテーマにしていますが、それは、自身のお子さんへの愛と苦悩をとおし、人一倍、人間に対する優しさのようなものが育まれた結果。実に力強い作品に仕上がっており、元気をいただきました。![](/contents/001/345/051.mime1)
大塚久雄『社会科学の方法』(岩波、1966)では自身の社会科学の考え方が正しいと確認。その内容はウェーバーとマルクスの体系の解説。今日、53刷、世の中でよく読まれている確実な書。
大江健三郎が30歳の時に書いた『ヒロシマ・ノート』(岩波、1965)も参考。今日、83刷、人々の心を掴む大きな魅力を備えた内容。
前年、自身のお子さんが正常でない状態で生まれて絶望の中で小説『個人的体験』をまとめ、つぎの仕事として、絶望のまま、「世界」編集部の安江良介氏と広島を訪問。そのレポート。実によく人間を考察し、重厚な社会科学の論文になっており、改めて大江氏の実力を再確認。論文まとめの方法として採用。そのような視点と方法は自身のものにしなければ。
大江作品は、人間の根源的な「生きる力」をテーマにしていますが、それは、自身のお子さんへの愛と苦悩をとおし、人一倍、人間に対する優しさのようなものが育まれた結果。実に力強い作品に仕上がっており、元気をいただきました。