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韓国の聖火リレー、親中国派が数で圧倒 現場は騒然

  • 2008年04月27日 20:54 発信地:ソウル/韓国
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  • <北京五輪>聖火リレー

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韓国ソウル(Seoul)で、北京五輪の聖火リレーの最中に小競り合いとなり、韓国人活動家をける親中国派の学生(2008年4月27日撮影)。(c)AFP

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【4月27日 AFP】(一部更新、写真追加)韓国で北京五輪の聖火リレーが27日、数千人が中国国旗を振って応援する中で行われた。一部ではもみ合いなども起こったが、中国支持の群衆は、チベット支持の群衆を数で圧倒していた。

 トラックスーツ姿の警官60人に囲まれた聖火リレーが、ソウル(Seoul)南部のオリンピック公園(Olympic Park)から24キロメートルの区間を走り始めると、集まった支持者らが一斉に歓声を上げた。

 中国政府のチベット政策や脱北者を北朝鮮へ強制送還している政策に抗議する活動家らがリレーを妨害すると宣言していたが、警察の発表によると公園で行われた抗議行動に参加したのは300人ほどで、6000人以上の中国支持の群衆に数で圧倒されていた。

 両者の間で衝突が起こったものの、盾を持った機動隊が両者を引き離したため、もみ合いはすぐに収まった。中国人の中には水のボトルや石、木片、乳製品、飲料の缶などをチベット支持の活動家らに投げつける者もいた。

 公園付近では、中国人学生が少人数のチベット支持グループを取り囲んで殴打していたとの証言もある。それによると、学生が投げた石によって地元新聞のカメラマンが頭部にけがをした。

 聯合(Yonhap)ニュースが目撃者の話として伝えたところでは、北朝鮮から脱北してきたという中年の男性が、抗議のために自らに火をつけようとした。男性は、リレー走者のそばで可燃性の液体をかぶったが、ただちに警官に取り押さえられた。

 Christians for Social Responsibilityの共同委員長を務めるSoh Kyung-Suk牧師は、抗議行動に対する中国人学生の対応を「非民主的」と非難した。Soh Kyung-Suk氏によると、公園には中国に抗議する人々が300人集まった。

 「ゴーゴー、チャイナ!」と叫ぶ中国人学生たちは、8月の北京五輪に水を差す行為を一切認めないという勢いだった。

 電子商取引を学んでいるというある中国人の学生(26)は、「五輪は成功しなければならないし、成功する。中国は一つ、国家も一つ。これまでも、これからもチベットは中国の一部だ。チベットを支持する人々は嘘つきだ」と述べた。(c)AFP/Jun Kwanwoo

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