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日本で唯一の北京五輪の聖火リレーが26日、長野市で行われた。
最後に本音が出た。第1走者の大役を終えた北京五輪野球の日本代表・星野仙一監督(61)が、複雑な表情を浮かべた。「聖火リレーがこのような感じになって残念。もっと(一般市民と)ハイタッチしたかったのに」と、厳戒態勢にまで発展したリレーを嘆いた。
それでもスターターとしてふさわしい走りだった。約1キロのトーチを右手で掲げ、242メートルの坂を駆け上がった。「(体力が)持つかなと思ったが、聖火を持って走るのは気持ちよかった」予定より早く聖火の受け渡し地点に着いたため、第2走者の末続を待ったほど。速さと勢いがあった。
スタートの直前、聖火に炎がともらなかった以外は、何のアクシデントもなく終了。「心配していなかった」と笑ったが、会見で「(他の走者に)騒動があったが」と問われると「そんなものは関係ない」とピシャリ。以前から知人を通じ、チベットの子供たちに援助を続けている闘将は聖火との関連についても「特別関係ない。北京で頑張るだけ」と、3か月半後に控えた本番を見据えていた。
(2008年4月27日06時01分 スポーツ報知)
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