聖火リレー対応などで回答が遅くなりました。

思春期のとくに男性がセックスへの興味で頭がパンパンになっている状態は当たり前です。そこから、性犯罪に一切関与しない「真っ白」の状態でいられる大多数の人、「グレーゾーン」にまで足を踏み入れてしまう少数の人、「真っ黒」の性犯罪者になってしまう希少な人──に分かれるわけですが、この記事は、もしかすると3者はまったく別個の存在というわけではなく、隣り合っていて、環境や条件次第では融合するのかもしれない、一歩間違えれば自分もそうなっていたかもしれないと読者に内省を促す、“グレー体験者”ならではのオリジナリティのある体験談になっています。

また性犯罪について、善良な自分とは100％関係ない悪魔の犯罪である、として観念的に外から批判するのではなく、自分の内側に確かに存在する性欲を出発点として、現実的どうやって解決すべか記しています。

掲載可否の判断は、男性、女性両方の複数の編集部員が内容に目を通し、問題ないと判断しました。私自身もまったく問題ないと判断しました。

掲載方法については、編集担当者が事前に記者に対して、「匿名希望、あるいはペンネームにしますか」と打診し、ご本人から「実名でオーケーです」との回答を得ました。勇気ある告白記事だと編集部は理解しています。

出来事を「観察者」視点に徹して報道しなければならない既存のジャーナリズムに対して、「当事者」自らが投稿できる点がオーマイニュースの特長です。したがって、出来事との関連性の強弱を問わず、なんらかの形でかかわりの覚えがある当事者が投稿し、記事が掲載されるプラットフォームであるべきだと考えています。

光市事件判決直後、さまざまな投稿が寄せられるなかで、事件を他人事として論評するだけではなく、自分の問題として考え、議論する一助になると判断し、この記事を掲載しました。

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