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【社会】

CO2削減へ ネオン点灯 短縮を 都知事が条例検討指示

2008年4月26日 朝刊

 地球温暖化対策で、東京都の石原慎太郎知事は二十五日、繁華街のネオン点灯時間やデパートなど商業施設の営業時間を規制する条例の検討を指示したことを明らかにした。夜型のライフスタイルを見直すことで、二酸化炭素(CO2)排出量削減につなげる。

 石原知事は記者会見で「戦争中は(空襲から)身を守るため、真っ暗にして灯火管制をやった。(地球温暖化は)自分の存在にかかわってくること。都が先んじて規制をしたい」と述べた。

 都は二〇二〇年までにCO2排出量を二〇〇〇年比で25%削減する目標を掲げる。今春改定した環境基本計画では「仕事や生活のスタイルを節電型に転換し、都市活動のあらゆる分野で省エネ対策を進める」とうたった。

 本年度中には、大規模事業所へのCO2排出量削減の義務化と、排出量取引制度を盛り込んだ環境確保条例の改正を図る方針。その作業と並行して、ネオンなどの規制についても検討を進める。

 

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