関塚監督 心労で辞任…選手と涙の別れ
辞任した関塚監督は「残念。やり切りたかった」と会見で無念の表情
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川崎Fの関塚隆監督(47)が24日、不整脈による体調不良のため、辞任した。めまいや頭痛を訴えて今月9日に入院し、検査の結果、監督続行は困難と判断されて休養を決めた。04年に監督就任1年でチームをJ1昇格に導き、06年にリーグ2位、昨季はアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)で8強に進出した実力監督は、無念の途中降板となった。後任には高畠勉コーチ(39)が昇格する。
別れは突然にやってきた。幹部、選手、スタッフの前で、武田社長から関塚監督の辞任が報告された。驚き、泣きだす選手。関塚監督は目を真っ赤にして選手1人ずつと握手。「今の自分は関さんなしではあり得ない。力強い握手だった。頑張れということだと思う」と日本代表のMF中村は言葉を詰まらせた。
体調を考慮し、3分間に限られた会見で関塚監督は「今週、現場復帰できればと思っていたが、もう少し休養が必要だということだった。残念。やり切りたかったけど、指揮を執る体をつくることを最優先した」と無念の表情を浮かべた。
理由は不整脈。1月の検査で症状があり、5月のリーグ中断期間に精密検査を受ける予定だったが、今月8日にめまいと頭痛を訴えて9日に検査入院。心電図で24時間監視する検査で「不整脈が頻発し、心拍数が多い」と診断された。「日常生活は大丈夫だが、これ以上監督を続けるのは危険」と高木ドクターは、辞任を勧めた理由を説明した。
同ドクターは「過度の過労とストレス」と原因を明かす。昨年のFW我那覇のドーピング問題や、今季のフッキ退団など、指揮官はピッチ以外でも多くの問題にも巻き込まれた。就任4年4カ月で心身の疲労は蓄積されていた。中村は26日の柏戦に向け「高畠監督と選手一丸でやるしかない」と話した。関塚監督の早い回復を祈り、ピッチで結果を出すしかない。
[ 2008年04月25日 ]
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