なんかみんな喜んでますな(笑)。
問題は、一月後に復活するかどうかでしょう。
私は環境学者ですが、環境面のことを考えれば、この時期にガソリンが安くなることなどドンデモないです。しかし、税金で道路が作られればやっぱ環境に悪い。ディレンマです。
一般財源化するのが一番です。それしかありません。
でも、道路特定財源は、受益者負担が建前の税金です。つまり、道路を作るお金を利用者から徴収していたのですから、これをそのまま一般財源化するのは筋が違います。なぜ自動車ユーザーが一般財源に入る金を余分に負担しなければならないのか!という批判(自動車業界はそういっている)はあって当然だと思います。一般財源を増やしたいなら、消費税の値上げを検討するなどすべきでしょう。
総理はもとに戻して一般財源化とかいってますが、下手にやったら政局だよ。
そこで、このさい、環境税を導入したらいいと思います。ピグー税ですね。ピグー税なら消費の抑制そのものが目的ですから、一般財源化しても矛盾はありません。これなら筋がとおります。ピグー税といって悪ければ、-6%をターゲットにしたボーモル・オーツ税といえばいいでしょう。
ただし!環境税の場合、当然、ガソリンと軽油だけではすみません。灯油にも重油にもかけなければ筋がとおりません。これは国民生活に影響が出るでしょう。
もっとも、二酸化炭素を大きく削減しようとすれば、国民生活に多少の支障がでるのは当然です。あと、ちょっとだけいいこともあります。灯油や重油にもCO2税をかけるとしますと、灯油にクマリンを混ぜる必要がなくなり、行政コストが少し下がるでしょう。 [READ MORE...] テーマ:道路特定財源の一般財源化 - ジャンル:政治・経済
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