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【国際】

ダライ・ラマが胡氏に書簡 米議会への声明で側近証言

2008年4月24日 12時32分

 【ワシントン23日共同】チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世が、チベット情勢に関して中国の胡錦濤国家主席に書簡を送り、事態沈静化への協力を申し出ていたことが23日、分かった。ダライ・ラマの側近が米上院外交委員会に提出した声明で明らかにした。

 声明を提出したのはダライ・ラマの外交特使として中国側と交渉経験のあるロディ・ギャリ氏。声明によると、書簡は3月19日付で、ダライ・ラマは胡主席に対し、混乱を収めるため自らの使節団をチベットに送りたいと申し出たという。

 委員会終了後、ギャリ氏は記者団の取材に応じ、中国側から書簡への返事はあったが、ダライ・ラマの申し出に対し具体的な諾否は含まれていなかったなどと述べた。

 

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