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日本語由来の軍隊用語、国防部が言い換えキャンペーン

 「ケンセイ(妨害)」「タカリ(当番兵)」「クホ(駆歩=走ること)」「モウフ(毛布)」「イッパイ(たくさん)」「ブンパイ(分配)」…。

 韓国国防部は光復節(日本の敗戦により韓国が植民地支配から解放された記念日)62周年を迎えるにあたり、兵士の間で使われている日本植民地支配時代の用語約100語を選び、正しい韓国語に置き換えて使おうというキャンペーンを行っている。

 これは6月に陸軍第11師団をはじめ、海・空軍、海兵隊21部隊の将兵2785人を対象に、軍隊生活用語の純化に関するアンケートを行ったところ、52%が「日本の植民地支配時代の名残といえる用語はなくすべき」と回答したことによる措置だ。兵士たちが指摘した用語には「ファイバー(ヘルメット)」「マフラー(消音器)」「パンク(パンク)」「キズ(物の表面についた傷)」「コンクリ(コンクリート)」「ワク(枠)」「シタバリ(補助)」などがある。

 また、今回のアンケートでは日本語に由来する用語のほか、「権力を振りかざしたり命令したりする口調の表現」「言葉の暴力」もなくすべきという回答があった。国防部は来月から国防日報に「軍隊生活正しい言葉・美しい言葉」という定期連載を開始、こうした用語を使わないようキャンペーンを展開する方針だ。

ユ・ヨンウォン記者

朝鮮日報/朝鮮日報JNS
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