俳優の半田健人さん(23)が11日、東京・虎ノ門の「霞が関ビルディング」の完成40年記念イベントに出席した。自称「超高層ビルマニア」の半田さんは、「できるだけ立方体のビルが好み。霞が関ビルは賢そうで、偏差値の高そうなビルですね」と、絶賛した。
03年放送の「仮面ライダー555」に主演した半田さんはトークショーで、霞ヶ関オフィスの歴代所長3人を前に、「ビル自体が素敵です。あと、立地がいい。霞が関ビルからは東京の旬なもの(=風景)がすべて見える」と、べた褒め。他にも「ぜひ展望回廊を、当時の装いのまま復活させていただきたい」と、マニアの思いを熱く語った。また、高層ビルの素晴らしさについて「不可抗力を除いて解体されることはない。そのうち、お城みたいな価値が出るのではないか」と、期待の言葉を口にした。
半田さんは、同ビルが建てられた70年代の昭和歌謡にも造詣が深い。トーク終了後に行われたライブでは、霞ヶ関ビルが建てられた昭和43年ごろのヒット曲を中心に、ヴィレッジ・シンガーズの「亜麻色の髪の乙女」やザ・タイガースの「花の首飾り」、ピンキーとキラーズの「恋の季節」など、全9曲の昭和の名曲を熱唱し、会場を盛り上げた。【小林円】
2008年4月11日