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2007/10/09 12:54 KST
超高層ビル、火災時には1時間で崩壊の可能性も


【ソウル9日聯合】超高層ビルの建設に使用される高強度コンクリートは火に弱く、火災発生時にはわずか1時間でビルが崩壊する可能性があるとの指摘が出された。国会建設交通委員会の韓秉道(ハン・ビョンド)議員が9日、建設交通部がまとめた耐火構造の耐久性評価に関する報告書を分析した結果を明らかにした。

 それによると、高強度コンクリートは火災時の爆発により耐火性が急激に低下し、ビルの崩壊を招く恐れがある。火災時の崩壊を防ぐため、12階建て以上のビルについては柱などの構造材が3時間以上の耐火性を確保するよう規定しているが、高強度コンクリートはわずか1〜2時間で破壊されるとしている。耐圧強度80メガパスカルのコンクリートの場合、57分で崩壊を起こすと予測される。

 韓議員は、こうした問題に備え日本では高強度コンクリートの使用に際し耐火性確保工法を適用しているほか、欧米でも消防設備を考慮した耐火性確保基準や自律設計対策を整備・施行中だと紹介し、政府に早期の対策整備を求めた。