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手術中に管が外れ意識不明 神奈川県立がんセンター

2008年04月20日23時36分

 神奈川県立がんセンター(横浜市旭区中尾1丁目)は20日、同市内の40歳代の女性の乳がん手術中、人工呼吸を管理する麻酔器からつながる管が外れ、女性が意識不明の重体になったと発表した。発見が遅れ、低酸素状態になったという。センターは家族に謝罪。院内に事故調査委員会を設置して原因を究明する。

 同センターによると、手術は16日に実施。麻酔歴10年の麻酔科医の男性(38)と外科医2人ら計5人で手術に臨んだ。麻酔科医の男性が午前9時前に女性に全身麻酔をかけて席を外し、外科医らが同9時15分から手術を始めた。

 看護師が約15分後に血中酸素量のモニターが示されていないことに気づき、戻った麻酔科医が管が外れているのを確認した。管を接続し直して酸素と薬剤を投与したが、女性は心停止した。心臓マッサージなどをして、20分後に心拍は安定したが、現在も意識不明のままという。

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