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マヨネーズの定義変更へ ハチミツ入りも可に

2008年03月19日01時15分

 究極のマヨネーズに、とハチミツを砂糖代わりに使った結果、農水省から「規格外。マヨネーズと呼んではダメ」と名称変更を余儀なくされていた「ドレッシング」が、この夏から晴れて「マヨネーズ」と呼べることになる。

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マヨネーズと呼べることになった「松田のマヨネーズタイプ」

 埼玉県神川町のマヨネーズ製造業松田優正さん(58)がつくる「松田のマヨネーズタイプ」。

 このほどあった農林物資規格調査会部会で、日本農林規格(JAS)のマヨネーズの原材料の定義にハチミツが追加されたためだ。改正理由は「消費者に良質な製品を提供する観点から」だった。8月の総会で正式決定する。

 名前を「○○タイプ」と変えざるを得なくなって5年。名前を変えても、搾り菜種油に平飼いの鶏の有精卵、純リンゴ酢といったこだわりの材料を使っていることが広まり、全国の自然食品の店を中心に「安全でうまい」と評判は上々。この間、3000人以上の消費者から反対署名も集まり、農水大臣に提出されていた。

 松田さんは「品質にこだわったホンモノなのにマヨネーズと呼ばせなかった法律なんておかしい。ようやく思いを果たせた」と胸をなで下ろした。

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