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(株)西武百貨店池袋本店の全館改装(構造改善)について (株)西武百貨店は、収益母体である池袋本店の全館改装(構造改善)を2010年の総合完成(グランドオープン)を目指し、当月より本格的な工事に着手いたしました。当改装を通じて百貨店としての価値を問い直し、さらに(株)西武百貨店のイメージ復権を果たす基幹店として、商品・サービスを通じたお客さまの満足を最大限ご提供できる店舗として生まれ変わります。本日は、改装の進捗を含め以下にその概要をお知らせ致します。記1.改装の背景 ・池袋本店は、年間7千万人を超えるお客様のご来店がありながら、買上率が約40%にとどまっていました。言い換えれば、ポテンシャルが高い店舗にもかかわらず坪当生産性が伸び悩んでいました。 その要因は、1)顧客ターゲットが不明確になってきたこと。2)MDバランス(商品構成・売場展開)に歪みが生じはじめてきたこと。3)広い店の回遊性を意識しないゾーン構成が放置されていたことにあると考えています。又昨今、主要百貨店の改装や増床に向けた動きが活発になる中で、お客さまから「池袋はもっとお洒落な百貨店になって欲しい」など期待の声もいただいておりました。 ・そこで、今一度お客さまが要望される「百貨店業態としての価値」を再生するとともに、かつて「先進性」や「革新性」を評価された『SEIBU』らしさ(LOFTを生みライフスタイルを彩る雑貨にも強く、ファッションの西武と言われたお客様の評価)を取り戻すことを検討してまいりました。折しも本年は、ますます東京地区での競合が激化してくる中、一昨年、有楽町西武、昨年はシブヤ西武・所沢西武のリニューアル(構造改善)を完成し、池袋本店に取り組む準備が万端整ってきた時期でもあります。又、3年後の2010年には、創業70周年という大きな節目も迎えようとしています。2.基本的な考え方 ・池袋本店においてはターミナル立地特性を最大限に生かし、売場づくりにおいては、顧客ターゲットに適合したMDバランスを実現し、導線整備も含めて買い回り性を飛躍的に向上させます。 ・そして、ターゲット顧客とストアコンセプトを明確にした品揃えとサービスを追求していくと同時に、ファッション、インテリア、食品等、すべての領域をワンストップでお買い物をしていただけるような買い回りと共に、ディストネーション性の高い店にしていきます。 ・とりわけ、店舗で働く全員で顧客最優先と商品重視の風土づくりを推進していきます。 ・ターゲット顧客については、全体として百貨店価値を満喫できるフルターゲット・フルマーチャンダイジングの店づくりですが、イメージを牽引する戦略ターゲットに、時代をリードする団塊二世の中でも先進的・個性的なライフスタイルを持つお客様を設定しました。3.予定投資額と営業目標 【投資】約300億円(営業投資200億円/インフラ投資100億円*SPC投資除く) 【売上目標】2,000億円(2011年度)4.スケジュールと主な改装ポイント ※関連資料を参照してください。★会社データ<西武百貨店池袋本店> 住 所:〒171‐8569 東京都豊島区南池袋1−28−1 店 長:真籠 顕彦 (まごめ あきひこ) 開店日:1940年3月15日 売場面積:73,814m2 07年度売上高:1,746億円 (前比101.3%) 営業時間:10時〜21時 *日曜日・祝祭日は20時まで 建物構造:地下2階〜地上12階 *お客様施設<株式会社 西武百貨店> 住 所:〒171‐8569 東京都豊島区南池袋1−28−1 代表取締役社長:石井 頼雄 (いしい よりお) 設 立:1940年3月14日 資本金:60億円 社員数:2,320名 07年度売上高:4,610億円 (前比100.4%) 店舗数:16店舗 ホームページ:http://www2.seibu.co.jp