解散しましょうか

April
17
2008

 

拝啓 福田総理殿

 

 政治家引退を考えてた方が突如総理になられた。なんという運命のいたずらでしょう。なりたくてなりたくて仕方のなかった麻生殿はなれず、政治にたいする興味さえ失いつつあった貴殿が首相になるなんて。でも、思うに任せないご様子。この半年間つまずきの連続でした。百戦錬磨の父上とは、はやり器が違うのでしょうか。

 

 テロ特措法でつまずき、大連立で小沢党首に乗せられ、サブプライムで日本経済はボロボロ。年金問題は泥沼となり、揮発油税は暫定期限切れ、日銀総裁の後継は決まらず、ねじれ国会はますます混迷へ。海外からの信用は地に落ち、もはや打つ手なしですね。

 

 でもそれは貴殿だけの責任ではありません。官房長官は終始曖昧な発言を繰り返し存在感を失いました。幹事長は、与野党の関係をメチャクチャにしてしまいました。政調会長は隙あらば増税論をぶちあげてくるし、おまけに選挙対策委員長を三役扱いにしろなんて。こんなブレーンで仕事をしろと言う方が無理かもしれないですね。

 

 次々に明るみに出る官僚達の不祥事、そして税金の無駄使い。厚生労働省は老人医療問題と年金問題でボロボロ、国土交通省は特別会計のごまかしばかりでボロボロ、防衛省はもちろんボロボロ。死刑の好きな法務大臣、無責任な官房長官、スキャンダルと越権行為の防衛大臣、何もわからないトンチンカンな国土交通大臣、あまりに軽すぎる態度と口の金融行革大臣、日本経済をこき下ろす経済財政担当大臣の懲りない面々。そして、昨日、「外為法の適応は1度だけだ」と居直った経済産業大臣。その1度が命取りなんですよね。傍目でみていて、頑張ってるのは桝添要一厚生労働大臣だけじゃ・・・・・。

 

 もうきっと、政治にたいする情熱のかけらも残っていないだろうとお察し申し上げます。かくなる上は、勝ち負けではなく、国民の意思を問う解散総選挙を出来るだけ早期に、いや今すぐに実施していただき、最後の花道をお飾りください。

                                   敬具

 

群馬の一弱小企業経営者より

 

 

 

                   

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