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立命館大:転部問題で謝罪、「今後はしない」…学長ら会見

転部についての会見で、頭を下げる立命館大の川口学長(中央)ら=京都市中京区で2008年4月16日午後5時9分、望月亮一撮影
転部についての会見で、頭を下げる立命館大の川口学長(中央)ら=京都市中京区で2008年4月16日午後5時9分、望月亮一撮影

 立命館大(京都市中京区)が入学定員超過率の高かった生命科学部の新入生を無試験で転部させた問題で、同大学の川口清史学長らが16日に記者会見し「今後は特別転籍(新入生の転部)を実施しない」と発表した。学生に不公平感を持たせたことや、超過率を基準内に抑えて私学助成を受けるのが目的との疑念を抱かれたことを認め、謝罪した。

 大学側によると、新入生の転部の廃止は15日夜に開いた緊急常任理事会で決めた。川口学長らは会見の冒頭「深くおわび申し上げます」と謝罪し「こうした措置を続けることはできない」と述べた。

 ただし「私学助成は勉学条件の保障に資するもので、この点を考慮するのは当然の責務」と改めて強調。転部自体は「不適切とは考えていない」と繰り返した。

 事実経過の確認と検証のため「特別転籍に関する検証委員会」を設置する。検証委は委員7人で、副総長や理事のほか外部有識者2人で構成。1カ月をめどに学内の意思決定プロセス▽入試の公平性▽経営責任など--について検証する。【谷田朋美、田辺祐介】

毎日新聞 2008年4月16日 22時23分(最終更新 4月16日 23時36分)

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