橋下改革で廃止検討 労働組合が大阪府施設を視察
大阪府の橋下知事が見直しを進めている施設を、今度は府の労働組合などが視察しました。組合は府民の目線に立って検討するよう提言をまとめる方針です。
視察しているのは大阪府の職員でつくる4つの労働組合や市民グループで、府立青少年会館など橋下知事が事業の見直しを検討している府の施設をまわって、担当者や利用者から話を聞きました。
「谷村新司や河島英五が育ったって聞いてますからね、ここで」(組合)
「つんくも歌ってたとか歌ってなかったとか」(館長)
「そういう可能性を秘めたタマゴ達がいるわけですね」(組合)
組合は「橋下知事による事業見直しは施設設置の経過や利用者の要望をなおざりにしている」としています。
「(大阪の)青少年会館はここしかないので、なかったら困る。若い人たちが集まる場所が少なくなってきてるので…」
「アーティストは必要とされているのがすごく体感できた。この場所が無くなっても、どこでもやっていける」(利用者)
「…」(組合)
13日は二つの班にわかれて、他にも歴史博物館やワッハ上方などを視察しました。
「数値で計測するのはナンセンスな話。文化のわからない人(橋下知事)にこのことをどう説明するか」(大阪自治労連・亀原義明副委員長)
組合では、7月の議会までに知事への提言をまとめたいとしています。