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東御市長に花岡氏が初当選…現職の土屋氏を破る

4月13日(日)

 任期満了に伴う東御市長選は13日投開票され、新人の会社役員花岡利夫氏(57)=無所属、田中=が、再選を目指した現職の土屋哲男氏(60)=無所属、新張=を破り、初当選を果たした。2002年の旧小県郡東部町長選、04年の初代市長選に続く3度目の対決となったが、有権者は市政の転換を選択した。

 花岡氏は態勢づくりが遅れ、立候補表明が3月初めにずれ込んだものの、有権者一人一人に訴える草の根型の手法を展開。市民病院の産科新設を柱に、医療費無料化の中学3年までの段階的拡大、市長退職金ゼロなどを主張、土屋氏との政策の違いを打ち出し、短期決戦で若い世代や女性層などに浸透した。

 土屋氏は昨年12月の市議会定例会で立候補表明。全市的な後援会組織や業界団体の支援を受けて先行した。実績を強調、図書館新設などへの継続的な取り組みを訴えたが、政策に新味が欠けたこともあり、運動が上滑りした。