週刊金曜日3/14号あとがきに「水騒動」が!(追々記あり)
2008年03月15日(土) 14時55分34秒 テーマ:徒然新年早々、左翼系ブログ界を揺るがす騒動が巻き起こった。きっかけは、水に「ありがとう」、「馬鹿野郎」などの言葉をかけると、その言葉の善し悪しで、水が作る氷の結晶が奇麗になったり、汚くなったりすると説く、『水からの伝言』。通常、「ゲーム脳」などと同じ疑似科学とされているこの話を、あるブログが肯定的に紹介していたことを、別のブログが批判。批判された方がプライドのせいか、開き直りともとれる発言で応えたため、巻き起こった大騒動である。コミュニティとして機能しているブログが、閉鎖的な体質に陥り易いことがこの騒動の原因の一つだろうが、それ以上に論理や理性に対する立場の相違も大きかった。私はApemanさんの「共感のために反知性主義的な振る舞いに目をつぶるような態度には、まったく同意でき」ないという立場に共感するのだが、こういうことをここに書くと、ネット上で「お前が言うな」とか言われちゃうんでしょうね(笑)。 (原田成人)
びっくりした~。
ちょいと原田さん、今更蒸し返さないでよね。
・・・いや、今更でもないかな。私、この時のこと、まだ引きずってるから。
せっかく大事に築いてきた人間関係も、あちこちで崩れちゃったしね。
あれ以来、疎遠になってしまった人も多く、かなりつらい事件だった。私にとって。
私は「共感のために反知性的な振る舞いに目をつぶるような態度に同意でき」るかどうかが、水騒動でのスタンスを左右したとは思っていない。
ただ、この騒動で揺れた、ランキー共闘側を閉鎖的だと批判した側も含めた、いわゆる「左翼系ブログ」全体が、閉鎖的だと感じてしまった、というのは、とても悲しい出来事だった。
そこから抜け出したいと思いながら、それでもその端っこで、こうしてコソコソ書いている私自身のことも悲しい。
得てきたものと、失ったもの・・・。気持ちの整理は、未だつかない。
(関連エントリー)
戸惑いと悲しみと・・・
「論理」と「感情」
「共感」の立ち位置(水葉の見解・コメント欄必見)
(追記)3/15
週刊金曜日の原田さんが「私はApemanさんの「共感のために反知性主義的な振る舞いに目をつぶるような態度には、まったく同意でき」ないという立場に共感する」と書かれているので、そのApemanさんの元記事を読もうと思って調べましたら、これ、
Apemanさんの言葉じゃないじゃないですか!
Apemanさんの記事は、
good2ndさんが正月の「水伝」騒動についてエントリを書かれているのですが、「啓蒙」についてはちょうどhigetaさんのコメントを期に少し触れたばかりということもあり、
それに、僕は「より良い社会」を目指すというときには、確かに共感も大事だけれども、それ以上に啓蒙こそが頼みの綱だと思ってるので、共感のために反知性主義的な振舞いに目をつぶるような態度には、まったく同意できませんね。
という一節には、強く「共感」したわけです(おそらくgood2ndさんが「あえて」啓蒙を頼みの綱とされているだろうことも含めて)。
Apemanさんの言葉ではなくて、good2ndさんの言葉ですよね、どう読んでも。
で、good2ndさんのブログに飛んでみた。
それに、僕は「より良い社会」を目指すというときには、確かに共感も大事だけれども、それ以上に啓蒙こそが頼みの綱だと思ってるので、共感のために反知性主義的な振舞いに目をつぶるような態度には、まったく同意できませんね。
ありました。ありました。やっぱりgood2ndさんのことばでした。
Apemanさんは、共感しただけ、ですよね。
天下のサヨク雑誌が、出典を誤って紹介しちゃうとマズイんじゃないでしょうか。
この程度の要旨把握さえできない人間が金曜日に記事を書くな!
この程度の確認もせず「水騒動」を語るな!と、水葉はややお怒りモード。
(追々記)3/18
週刊金曜日の原田さんに抗議のメールを送ったら、丁寧なお返事を頂きました。
3/28号に訂正とお詫びが入るそうです。要チェック!(笑)
今回のことで、当時のこと思い出して、しばらくキツかったんやけど、
それでも、あの騒動が全く無駄だったとは思っていないことにも改めて気がついた。
なめぴょんさんの名言「時は分けへだてなくすべてのことをグダグダにしていく」をこころに刻みながら、いつか笑い話になる時を待とう。基本的には分かり合える人たちだから。きっと。
週金の原田さんからの迅速で丁寧な対応もうれしかった。
原田さんはApemanさんのところにちょこちょこ行ってるみたいだし、私がメールを送る前にここにも来てはったらしい(汗)。リベラルブロガーと週刊金曜日は相容れる部分も多いんだから、もっと上手な連携の方法を探っていけるといいな、なんて思いました。・・・嗚呼、私ってつくづく運動系。(-_-)ゞ
水騒動であぶり出された様々な問題・・・共闘のあり方や連携の仕方、感情論や非科学的な主張への批判スキルの向上、あるいは内ゲバの回避などは、「サヨク」全体が抱えている「課題」だと私は思っている。そのあたりの「弱さ」ゆえに、共産社民はいつまでも弱小野党で、週刊金曜日の発行部数は伸び悩むのだ。性根を入れて取り組まないと、憲法は危ない。その危機感のなさが、私はずいぶんもどかしい。
というわけで、やつらだにいさんおすすめの「実録・連合赤軍」は絶対に見に行こう。
てか、「実録・連合赤軍」紹介号に、水騒動を載せるな!キイキイ!
■これでまとめてもらいたくない
引用されたあとがきを読んでまず思ったのは「なんて粗雑なまとめなんだろう」ということでしたが、それ以前に文章自体が粗雑でしたか。
ねえ、誰が「目をつぶるような態度」をしてたんでしょうねえ。
いくつかコメントしただけのわたしでも、そう思います。