中国の「友人」じゃなくていいんじゃないの
中国の王毅外務次官(前駐日大使)は12日、日中両国のメディア交流会合で講演し、「北京五輪の国際聖火リレーが成功裏に終わった後、(各国の対応から)誰が中国人の本当の友人かが分かる」と述べ、日本政府が要人の開会式欠席表明などをしないようくぎを刺した。
次官は「中国は(聖火リレーの過程で)世界にほほ笑みで対応している。多くの国や人々がほほ笑みで応えてくれるが、別の顔を見せる人もいる」と、チベット問題で中国を批判したり、首脳の開会式欠席を表明した国々を批判した。
日中関係については「政治的障害を克服して全面的に改善しつつある」との認識を示した上で「双方の(相手国に対する)国民感情をもっと改善させることが重要だ」と指摘。5月に予定される胡錦濤国家主席の訪日を、長期的な両国関係発展の将来図を描く「歴史的な訪問」にしたいとの意欲を示した。
(共同)
[ 2008年04月12日 19:36 ]