社会

憲兵が犯行指示 タクシー強盗致傷2008年4月11日

 米軍兵の息子4人が逮捕された沖縄市タクシー強盗致傷事件で、関与した疑いが持たれている米空軍嘉手納基地所属の兵長の男(22)と逮捕された少年らは、兵長が憲兵として不良行為を行う少年に対応する役割だったことをきっかけに、かかわりを持ち始めたことが10日、関係者の話で分かった。少年らは、兵長から犯行の具体的な指示を受け実行していたという。
 関係者によると、少年らがタクシーの車内から奪った現金8千円は兵長の手に渡ったという。現金は飲食費などに使用された。
 兵長は県警の調べに対し、共犯の容疑を大筋で認める供述を始めているという。県警は来週にも強盗致傷容疑の共犯で兵長を書類送検する。
 逮捕された15―19歳の少年4人は犯行前までの一定期間、リーダー格の兵長の米軍基地内住宅で寝泊まりし、そこで兵長と共にタクシー強盗の計画を練った。県警は、少年らが兵長に寝食の恩を返すため犯行に加担した可能性もあるとみている。
 調べなどでは、少年らと兵長は共謀して3月16日午前零時20分ごろ、沖縄市中央2丁目の市道で、タクシー運転手の男性(55)を殴り、現金入りの釣り銭箱を盗んだ疑い。


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