今月から始まった後期高齢者医療制度で、保険証が手元に届かないなどの混乱が起きていることから、厚労省は、新しい保険証が届くまでは古い保険証なども使用可能とすることを都道府県などに通知しました。
「今までの健康保険証ありますね。それから運転免許証でも構いません」(舛添要一 厚労相)
今月から75歳以上の高齢者全員がこれまでの国民健康保険制度などを脱退して後期高齢者医療制度に移り、保険証も新しいものに変わりました。
区市町村は3月中に新しい保険証を高齢者に郵送しましたが、周知不足で高齢者が保険証を捨ててしまったり、転居や不在で届かなかったりする例が続出しています。
こうしたことから、厚労省は新しい保険証が届くまでは古い保険証も使用可能とし、それもない人は年齢の証明ができる免許証などでも原則1割の自己負担で受診できるよう徹底を図ることを決め、各都道府県などに通知しました。(10日17:57)