2008-04-10
■はてな村で書いていてそこが難しいんだよね
例えばはてなブックマークの人気エントリーを読んでいる人はほとんどいない(昨日の彼は「そういえば最近はてブというのを見ることがあるけど何なの?」という感じだった)。だから、なんだかよく分からないネットでちょっと話題の揉め事とか、意味も分からず怒っている人の存在すら知らないという人ばかりだ。
はてなブックマークは意味論的に、いやもっと簡単にいうと、カテゴリー的に分けて、多様な関心のインタフェースを作らないともう使えないレベルになっている。
それと、やっかみにとられるかもしれないけど、一部のブロガー/ニュースサイトのファンぶくまみたいのが実際にはもうノイズになっているので、そこを実質抑止というか別カテゴリー化する仕組みがないとね。もちろん、そこが話題の焦点になることが多いので抑止だけでいいわけはないけど。
ついでにいうと、ネガコメ論がはてな村的に盛んで、いろいろ議論が盛り上がっているけど、普通に見たらあれは異常な世界ですよ。特に、ネガコメが楽しくてブログよりネガコメつけまわっている一群の人を抑止するシステムは必要。っていうか、これもうはてな村的な内部の議論でどうにもならない。(この件ついては以前書いたけど、ぶ米をダイアリーに実質統合させることで、被コメントのエントリーとコメントを同じレベルにしないと)。
ついでのついでいうと、「はてな村なんてどこにあるの?」「だれがネガコメ5?」とか、そういうレトリカルな疑問もあまりにはてな村。最初にいうとネガコメ5なんてギャグなんだから村の話題だよ。で、はてな村はどこに?だけど、そんなのはてなブックマークに決まっているじゃん。っていうのは、他にどのSBMサービスがあの不気味な雰囲気だせるんだっつうの。だいたい話題のぶくま見れば、IDで認識できるじゃねーの。つまり、村民だよ。はてな村なんだよ。
一日中ネットに張り付いているような人たちが、新しいネタやサービスを追いかけ続けているその後ろに、置いてきぼりにされた大集団、みたいなものがあって、実はそちらがマジョリティなのだ、という現在の構図がようやく最近実感としてつかめてきた気がする。
遅すぎ。
それと、置いてきぼりされているわけじゃないのな。
置いてきぼりとか見ていると幽霊に会うばかり。
ネットのマジョリティが潜在的になにを求めているか、それにこれまで積み上げてきたはてなのアイデンティティがどうサービスとして答えられるか、そしてそれに答えることで、はてなのアイデンティはどうなるかということ。
ほいで、自分でも矛盾しているけど、はてなのアイデンティティというの半分は「はてな村」ですよ。はてな村の知性をどう、オープンな知性に変換するかというのが求められているとかいうとちょっと抽象的だけど、最低でもインテリジェントなDB化はほしい。
でと。
はてな村で書いていてそこが難しいんだよね、というのは、実際、なんたらかんたら言っても私なんかもはてな村にいるわけですよ。だけど、その内部に向けて書いてちゃダメだし、なんつうか、すでにコアなはてな村民は実質Twitterのほうに逃げているじゃないですか。
ま、ちょっと粗く書いたけどね。
「はてな村なんてどこにあるの?」「だれがネガコメ5?」とかのぶ米、禁止な。
追記
こう考えちゃうのがいかにも村長⇒はてなブックマークのコメントで傷ついた人を助けたいと思うのなら - ARTIFACT@ハテナ系
中国と米国のパワーバランスによる二極化とのことでしたが、あの国がこの先安定する可能性がかなり低いのではと感じています。というのは少数民族を多数抱えた国の不安定さをいまモロに露呈しており、なおかつ政権維持システム自体に自己浄化機能が著しく欠けているのではないかと思われるためです。(かの国の場合、ぶっちゃけ地方の軍閥モドキが地方政府であり、中央の地方に対する指揮命令系統が圧倒的な力によっている。そしてその力はその地方政府以外の地方政府が恭順であることを前提としているので、ぶっちゃけ直轄軍以外がある程度反乱すればあっさり国が割れる可能性がありますね。)また、日本のようにある程度の共通無意識というか、共通基盤の上で政治ゲームが行われる土壌と違い、中国は毛沢東イズムを堅持している軍高官等もまだまだ多く存在しています。こうした高官は現状を苦々しく思っていること間違いなく、党中央の権力基盤が沈下すれば、まだまだ台頭してくる可能性もあります。
それって緩やかな人類滅亡デスマーチなんじゃないでしょうか?
すみません、昨日は斜め読みしていたので再読した所、おっしゃるとおりでした。二度手間をおかけし申し訳ありません。
ということは、実質的には中華圏の再来というよりは環日本海共同体のような形でアメリカ、日本、及び中国の資本による支配がゆるやかに進むと考えたほうが良いのですね。
日本としては、露の作為の契機を上手く生かしつつ、露方面とより強固な結びつきを得るほうが共同体の中のポジショニングをより強固にするでしょうね。一番ベストなシナリオは露と日の経済共同体が環日本海共同体におけるそれなりの位置を占めることかなぁと妄想します。(笑)
これは、林業などの一次産業に多くが依存してた時代は、水資源のメンテナンスや再利用が上手く回っていたけど、今日林業は荒廃し、かっての貯水池は埋め立てられてしまってますから、乏しい水資源(日本の降水量は絶対量から見るとそんなに多くない)を高効率で利用していた仕組みをどう再構築するか、という問題があります。
その意味では、日本の人口減はむしろ望まれるところ。