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店名は「JR大阪三越伊勢丹」 運営は伊勢丹主導で

2008年04月09日

 三越伊勢丹ホールディングス(HD)は8日、三越が出店する予定だった大阪店の店名について、「ジェイアール大阪三越伊勢丹」(仮称)とすると発表した。運営は伊勢丹主導で行う。ファッションに強い伊勢丹のノウハウを前面に出す一方で、店名には三越の名も残して三越ブランドを生かし、百貨店激戦区・梅田の需要を幅広く取り込む。

 新店は、JR大阪駅北側に計画中の新しい駅ビル「大阪駅新北ビル」に入居し、11年春の開業を予定。売り場面積は約5万平方メートル。初年度の売り上げは550億円以上を見込む。4月1日の伊勢丹と三越の統合以降、両社の名称がともに入った店の開設は初めてとなる。包装紙やロゴマークは今後、検討する。

 伊勢丹は97年9月、関西地区の拠点としてJR西日本と組み京都に進出。合弁会社の「ジェイアール西日本伊勢丹」(京都市)が運営し、多くの買い物客を集めた。今回の大阪出店も、同社を運営主体にする。同社の出資比率はJRが3分の2、伊勢丹が3分の1だが、伊勢丹側は今後、増資に応じて比率を40%まで引き上げる方針だ。

 大阪駅新北ビルは、地上28階、地下3階で、百貨店のほか約3万平方メートルの専門店街も計画されている。専門店街の店舗選定などの企画作業も三越伊勢丹が担う見通しだ。

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