与党は13日の与野党幹事長会談で、今国会の会期を今月15日から1月15日まで31日間再延長する方針を野党4党に伝えた。野党側は反対を表明したが、与党は14日の衆院本会議で再延長を議決する構えだ。インド洋上での給油活動を再開するための新法案は、参院送付後60日以内に採決しなければ否決とみなす憲法の規定が適用される1月12日以降は衆院の再議決で成立可能となる。
越年国会は政治改革関連法案などを審議した1993年以来、14年ぶりとなる。1月15日までの再延長に伴い、次期通常国会は1月18日の召集が固まった。
自民党の伊吹文明幹事長は幹事長会談で「新法案は国際協力のために必要でぜひ成立させたい」と強調。民主党の鳩山由紀夫幹事長は「再延長して成立させることは反対だ」などと表明した。福田康夫首相は13日、給油新法案に関して「早く可決していただきたい」と改めて記者団に訴えた。