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春の嵐、風力発電の羽根折れる 静岡

2008年04月08日22時13分

 発達中の低気圧が通過した影響で、関東の太平洋沿岸や伊豆諸島は8日、風速20メートルを超える風が吹き、海上は波の高さが6メートルを超える大しけとなった。9日朝も関東の太平洋沿岸で最大20〜25メートルの強風が予想されるため、気象庁が注意を呼びかけている。

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強風で羽根が大破した風力発電施設=8日午後、静岡県東伊豆町、本社ヘリから、堀英治撮影

 8日、神奈川県では横須賀、川崎両市で宅地造成地などでがけ崩れが発生。横須賀市で4世帯15人に避難勧告が出たほか、川崎市の2世帯6人が自主避難した。静岡県では、東伊豆町にある風力発電施設2基の羽根(長さ37メートル、重さ6.5トン)がそれぞれ1本づつ折れ、高さ約60メートルの柱からそれぞれ落下した。

 羽田空港の滑走路1本も一時冠水し、8日午後10時までに全日空と日本航空で計154便が欠航。JR東海道線も70本が運休するなどした。

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