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三越伊勢丹:三越大阪再出店は伊勢丹主導で 11年春開業

 三越伊勢丹ホールディングス(HD)とJR西日本は8日、05年の閉店後、再出店を予定していた三越大阪店(大阪市)について、JRと三越伊勢丹HDが出資する事業会社が運営すると発表した。店舗名は「ジェイアール大阪三越伊勢丹」(仮称)とし、伊勢丹主導で店舗展開を進める。三越と伊勢丹の両社名が入った店舗の開設は初めてになる。

 大阪市のJR大阪駅北側の「新北ビル」に入居、売り場面積は約5万平方メートルで開業は11年春を予定。1年後の売り上げは550億円を目標にしている。

 三越とファッション分野などに強みを持つ伊勢丹、ジェイアール京都伊勢丹での成功実績を持つJR西日本が力を結集し「最強の百貨店」(武藤信一・三越伊勢丹HD会長)作りを進める。

 今回の出店は、三越と伊勢丹が統合し発足した三越伊勢丹HDにとって初の重要案件。武藤会長と石塚邦雄・三越伊勢丹HD社長は今年初めに、新店の運営主体をジェイアール西日本伊勢丹とする案をJR西日本側に提示していた。

 大阪駅周辺の梅田地区では、阪急百貨店と大丸梅田店の増床が11年に完了し競争が一段と激しくなる見通しで、今回の三越伊勢丹の出店はこうした周辺百貨店の店舗戦略にも影響を与えそうだ。【横山三加子、清水直樹】

毎日新聞 2008年4月8日 20時26分

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