三越伊勢丹ホールディングス(HD)は8日、11年開業予定の三越大阪店(大阪市)を伊勢丹主体で出店する方針を固めた。若者向けファッションに強い伊勢丹が前面に立ち、関西の玄関口、梅田地区に新たな拠点を築く。
三越大阪店は05年に閉店し、6年ぶりの再出店。JR大阪駅新北ビルに、売り場面積約5万平方メートルを設ける計画だ。伊勢丹は、ジェイアール京都伊勢丹(京都市)が昨年、開業10周年を迎え、関西での基盤も強めつつある。梅田地区は、阪急百貨店の建て替えや大丸の増床など大掛かりな計画が相次ぎ、競争の激化が予想されている。
毎日新聞 2008年4月8日 13時43分(最終更新 4月8日 13時44分)