強盗致傷現場近くの小学校始業式、通学路を警察官ら厳戒…福岡

始業式に向かう鳥飼小の児童を見守る地元ボランティアらや巡回する防犯パトカー（７日午前８時４分、福岡市城南区で）

　福岡県内のほとんどの小中学校で７日、新年度の始業式が行われた。

　春休み中に校庭そばの路上で女性が刺される強盗致傷事件が発生した福岡市城南区の市立鳥飼小（浦中重規校長）では、今も犯人の男は逃走中とあって、地域の防犯ボランティアや県警早良署員ら計約１００人が通学路に立ち、児童の安全を見守った。

　通学路では青色回転灯を設置した防犯パトカー（青パト）も巡回した。

　子供の登校に付き添う保護者も目立ち、２年生の長男に同行した主婦（３６）は「事件が起きてからは、近くの公園に１人で遊びに行かせられなくなった。犯人が捕まるまでは下校時も迎えに来ます」と心配そうだった。