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27歳が硫化水素で自殺、助けようとした父重体 神戸

2008年03月27日11時43分

 27日午前2時35分ごろ、神戸市北区の会社員男性(64)の妻(59)から「息子が有毒ガスを発生させて倒れている」と119番通報があった。神戸北署によると、風呂場でアルバイト店員の次男(27)が、近くの廊下で男性が、それぞれ倒れていた。次男は約1時間後に死亡し、男性は意識不明の重体。妻と長男(32)も意識がもうろうとするなどして病院に運ばれたが、命に別条はない模様。次男の死因は硫化水素中毒とみられる。

 調べでは、風呂場のガラス戸に「有毒ガス発生開けるな」と書いた張り紙があり、風呂場に液体のトイレ洗浄剤と害虫駆除剤の容器が各5本ずつあったという。次男の自室に、家族あての遺書があった。同署は、次男が洗浄剤や駆除剤を混ぜて硫化水素を発生させ、自殺をしたとみている。

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