ロンドンバス、関門ブリッジ横目に発車オーライ　山口

　真っ赤な２階建ての「ロンドンバス」が山口県下関市に登場。５日から国内で初めて、乗り合いバスとして関門海峡沿いを走る。

招待客を乗せて公道を走る２階建てのロンドンバス「ルートマスター」＝４日午前９時２１分、山口県下関市、藤脇正真撮影

　市内に、観光スポットとなっている旧下関英国領事館があることから、同市が観光の目玉にとロンドン市から無償で借り受けた。市によると、０５年までロンドン市内を中心に路線バスとして活躍した。高さが８．４メートルあり、日本国内の基準では運行させることができないが、特殊車両の通行許可を受けた。

　土日と祝日にＪＲ下関駅と城下町の長府を片道２５分、３５０円で結ぶ。途中では関門橋が望め、旧英国領事館のほかに巌流島への渡船発着場や鮮魚市場がある唐戸を通る。

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