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両親が亡き息子に「卒業式」 |
04/03 19:31 |
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おととし秋にいじめを苦に自ら命を絶った福岡県筑前町の男子中学生です。
両親が、きょう福岡市で、息子の生前の写真を集めて展示会を開きました。
生きていれば、男子生徒はこの春、中学校を卒業するはずでした。
写真から飛び出しそうなはじける笑顔。
ふざけて見せた愛くるしい顔。
写真の男の子は、福岡県筑前町の森啓祐さん。
おととし10月、「いじめられてもう生きていけない」と遺書を残し、自ら命を絶ちました。
当時は、筑前町立三輪中学校の2年生。
もし生きていればこの3月、中学校を卒業するはずでした。
「息子も友人たちと一緒に卒業させてやりたい」。
卒業式会と名づけられたこの展示会を、両親はそんな思いで開きました。
生後まもなくのころから、亡くなる直前までの写真、およそ70点。
どの写真の中でも啓祐さんは明るく笑っています。
息子の死から1年半。
「卒業」をひとつの節目にしたい思いもあったということですが、今でも啓祐君の死を、完全には受け入れられないとも話します。
今月18日には、両親で執筆した手記が、出版されます。
親として、遺族として、息子の死と向き合ってきた心の記録です。
息子の死から1年と半年。
両親は今も、息子の死と向き合いながら、二度と悲劇を繰り返してはならないと訴え続けています。
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